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~アトピーをふきとばせ!~縄文杉に会いに行く!【2】

取材・文/末村成生 撮影/橋詰芳房
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お日様とともに目が覚めてきた!

日の出前ですが、すでに空がうっすらと白み、明るくなっています。心なしか2人の足音も軽やかになってきました。

前方に大きな杉が見えてきました。三代杉と呼ばれ、一代目の倒木の上に二代目が育ち、二代目の切り株の上に三代目が育っているという珍しい杉の木です。親の樹が1200歳、子どもの樹が1000歳、孫の樹が350歳くらい。2人とも、とてつもない時間の流れに思いをはせ、絶句……。

途中姿を現したヤクシカ。

日の出を迎え7時を過ぎた頃、木々の間から新しい太陽が顔を出しました。いつのまにか、2人は眠りから覚めたかのように爽やかな顔をしています。さっきまでの眠気は吹き飛んでしまったよう。

三代杉を眺める2人とガイドさん

「気持ちいい」「緑がきれい」「空気がおいしい」…。歩きながら言葉少なですが、心の底から沸いてくる感動が伝わります。圧倒的な自然の前では、言葉はなくなってしまうのかもしれません。

木々の間から、日が昇ってくると、鳥がさえずり始め、空気も爽やかになってきた。

じわりと気温が上がり、汗をかき始めた頃、肌の調子を尋ねると、2人ともアトピーのことなど忘れていたようで、「そういえば、汗をかいてもかゆみを感じないね」「全然大丈夫」という返事。朝の冷気が逆に心地よいくらい。屋久島の自然に包まれて、本当に気分がよさそうです。

小さな杉の樹に生命を感じる

トロッコ道もそろそろ終わりに近づいた頃、ガイドさんから意外な話を聞きました。

倒木に落ちた種から芽を出した、樹齢約5カ月の杉。ようやく背丈2~3cmの大きさ。

この原生林には、樹齢数百年、数千年といった杉がごろごろ生えています。しかし、杉の平均樹齢はなんと1年以下!樹齢5カ月の杉はまだ小指の背丈ほどもありませんが、ほとんどの杉は幼木の段階で淘汰されてしまうのです。一見穏やかにみえる植物の生態系にも、厳しい生存競争があったのです。

フカフカの苔の生えた樹を見つけて、思わず抱きつく水上さん「屋久島で2番目に手触りの気持ちいい苔です」とガイドさんが教えてくれました。

倒れた木をゆりかごにして、新しい命が生まれる。木の幹には苔が生え、宿木が共生している。木々が命のつながりを教えてくれます。

アトピーに関することはお気軽にご相談ください

※相談無料。強引な商品の販売や治療法への勧誘などは一切行っておりません。

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