医療ナビ 界面活性剤の正しい知識がアトピーの悪化を防ぐ!


市販されている洗剤類(体・髪・衣類用など)のほとんどは、界面活性剤を使用しています。  
界面活性作用を持たない洗浄剤には重曹洗剤などがありますが、再汚染の問題(一度、はがれた油汚れが再び肌や衣類、食器に付着しやすい問題) から洗浄力が弱いという欠点がありました。また、界面活性作用がないと洗っても全く泡立たないため、泡立つことで汚れが落ちることに慣れた人にとっては使用感が悪く、 敬遠されがちでした。  
しかし、界面活性作用のない洗剤でも、最近では再汚染(汚れが落ちにくい)や使用感の問題が改善された製品が開発されています。特に乾燥が気になっている方は、 界面活性作用を持たない洗浄剤に切り替えてみるのも良いでしょう。  
なお、一般的な界面活性作用に頼った洗浄剤の中には十分な保湿成分を持たないアイテムも多いため、肌の乾燥が気になる場合は、洗浄後(入浴後)保湿を 意識したスキンケアを入念に行う必要があります。  
ローション系のアイテムでは、保水はできても保湿は弱いため、クリームやオイル系のアイテムで「皮脂膜」の代わりとなるようなケアを行うことがポイントです。

界面活性剤が汚れを落とす方法としては、界面活性剤が持つ、水の界面張力を下げる「浸透作用」、親油基と親水基で水と油をつなげる「乳化作用」、 水以外の物質を取り囲むことで水の中に散らばらせる「分散作用」の三つの作用が複合して行われます。「浸透作用」「分散作用」は、どちらかというと衣類の洗浄剤に 求められる効果でしょう。「乳化作用」は肌の洗浄剤に求められます。
界面活性剤を用いた洗浄剤は、水と混ぜれば泡立つのですぐにわかります。「界面活性剤不使用」といいながら泡立つ場合、「合成界面活性剤が不使用」であり 「天然系の界面活性剤は使っている」ということもあるので注意が必要です。
また、汚れを落とすためには、界面活性剤以外にもさまざまな方法があります。 「酵素で分解する」「漂白剤で分解する」「溶剤で溶解させる」といったように、汚れを分解させる方式です。しかし、汚れを分解・溶解する方式も、皮脂成分を 同時に分解するので、肌への影響は避けられません。  
したがって、汚れを「剥離」させる(肌から「浮かせて」洗い流す)方式の洗浄方法が、最も皮脂を奪うことなく洗浄する肌に優しい方法と言えるでしょう。

界面活性剤を含まない洗浄剤には、かつては洗浄力が弱いという問題がありました。しかし、最近ではかなり改善された製品が開発されています。乾燥が気になる人は切り替えてみると良いでしょう。

肌にやさしい洗い方は「汚れを浮かせて洗い流す」こと。界面活性剤が入っていないので泡立ちはしませんが、肌にやさしい洗浄方法といえます。

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