アトピー肌と乾燥肌のスキンケア

監修:上出良一 先生

その他Q&A

お手入れ以外にも、肌に影響する生活習慣を見直して、冬の乾燥を乗り切りましょう。

衣服

服がムレたり、チクチクしてかゆいことがあります。衣服で気をつけたほうがいいことはありますか?

体を締め付けず、肌に刺激の少ない素材を選びましょう。

冬は夏に比べて空気が乾燥しているため静電気が起きやすく、衣服が体にまとわりついたりかゆみが増すことも多くなります。 吸水性に優れ、比較的静電気の起こりにくく刺激の少ない綿は、直接肌に身につけるのに適しています。しかし、ワセリンやクリームをつけた肌の上から綿のTシャツなどを着続けていると、生地の目に油がしみこんできます。これを繰り返すと、洗濯しても容易には落ちなくなり、通気性・吸水性も悪化。綿を着るなら着古す前に交換した方がよいでしょう。
一方、綿よりも絹のほうがいいという方も多くいます。肌触りと通気性の良さが気持ちいいからです。自分が気持ちよく着られるものが一番ですが、体を締め付けるものや、チクチクの原因となる静電気が起きやすい素材、組み合わせは避けましょう。

栄養

とくに食物アレルギーはありませんが、肌によくないもの、また肌によい食べ物はありますか?

いちばんよいのは、バランスのよい食事。

たとえば、家庭で作る和食はさまざまな栄養素が取り入れられているバランスのよい食事といえるでしょう。ジャンクフードなどの外食はなるべく避けた方がよいでしょう。きちんとしたバランスのとれた食事を日々とっていれば、本当はサプリメントの必要もないのです。
また、刺激物はよくないと言われますが、カレーを食べたあと汗をかいたままにしないで、シャワーで洗い落とすようにしてみてください。それで肌の調子が悪くならないようでしたら、食べたいのに無理に食べずに我慢する必要はありません。

タバコ、アルコールは肌によくないって本当ですか?

タバコは100%よくありません。

タバコを吸うと、血管が収縮、皮膚が酸化しやすくなり、肌が老化を起こします。さらに皮膚の水分量も減少し、炎症も起きやすくなり肺ガンの心配も。これは近くにいる人のタバコの煙(副流煙)を吸っても同じことです。アルコールは、飲みすぎはよくありませんが、適度に楽しむ分には問題はないでしょう。

メイク

アトピーですが、メイクはしてもいいのでしょうか?
メイクはお肌に悪い影響を与えますか?

気持ちが前向きになれるのなら、やってみましょう。

眉毛、目元や口紅などのポイントメイクは、それで気分がよくなるのならやってみてもよいと思います。顔が赤く炎症を起こしていると、口紅も控えめになってしまうものですが、思い切って赤い口紅を塗ってみると逆に顔の赤みが目立たなくなることも。ベースメイクを控えめにしたとしても、ポイントメイクで顔にメリハリをつけると、はつらつとして見えますし、気分もよくなるのでおすすめです。自分の肌に合う化粧品を選んで使う分には問題ないと思います。

前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9
この記事を評価する
残念もう一息普通参考になったとても参考になった 評価 : 2.71 投票7人  
Loading ... Loading ...

アトピー肌と乾燥肌のスキンケア」への6件のフィードバック

  1. ひろ

    ひどいアトピーは治りましたが、季節に関係なく、身体中、乾燥してしまい、痒さが収まりません。
    特に関節のあたりが乾燥しやすいですね。セラミドも飲んではいますが、完璧には治りません。そんなにひどいわけではないのですが、痒いので、困っています。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      ひろさん、こんにちは。
      乾燥は、基本的に「角質層の水分が不足している」状態を指しており、「角質層の水分が不足している原因」は、
       
      1.角質層の水分の供給が不足している
      2.角質層の水分を保持する力が弱まっている
      3.角質層からの水分蒸散量が高い
       
      の3つが主に考えられます。
      セラミドについては上記のうち「2」を補助するのに役立ちますが、「1」は保水のスキンケア、「3」は保湿のスキンケアが別途に必要になります。
      ひろさんの状況が分かりませんが、上記に挙げた項目で、もし不足している項目があれば行ってみてはいかがでしょうか?
      これから乾燥時期に入りますので、「保水」「保湿」、肌のダメージが強い場合には「保護」のスキンケアをバランスよく行うようにしてみましょう。

      返信
  2. セブン君

    ほんのちょっとの肌の乾燥、特に口角周りはアトピーからの
    メッセージみたいな感じに思っています。ほんのチョピットでも
    寝てて掻きむしるのでバカには出来ないです(>_<)
    乾燥は睡眠、栄養、運動等、サボったなっていう時に
    やっぱり現れますね。まだまだ克服頑張ります。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      セブン君さん、こんにちは。
      「乾燥」を感じるのは、風邪を引いた時に「熱っぽさ」を感じて、怪しいと思うように、アトピー性皮膚炎のサインの一つと考えても良いでしょう。
      生活面の改善は、毎日のことだからこそ大変な部分はありますが、反復継続して行うことによる「成果」は、行うことでしか得られない分、大きなものがあります。
      頑張ってください!

      返信
  3. YS11

    乾燥、バリア機能の低下の原因は人によって違うのでしょうか。皮脂はたりているけどセラミドがたりない人、セラミドはたりているけど皮脂はたりない人、あるいは両方がたりない人などがいるということなのでしょうか。もしそうならタイプによって対策も違ってくるのでしょうか。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      YS11さん、こんにちは。
      乾燥やバリア機能の低下の原因は、個人差はあると思います。もちろん、アトピー性皮膚炎の方全体で統計をとると、大きな母集団はいくつかできると思いますが、全員が共通の原因を抱えているわけではありません。
      最近、京大が発表したフィラグリンの欠損に関する研究も同様のことが言えるでしょう。
      対策については、異なる部分もありますが、共通する部分も多くあります(睡眠や運動、食事など)。
      また、回復の過程の中で、対策そのものを季節的な要因も考えながら、変化させることも大切です。
      こうした複雑さが、アトピー性皮膚炎を治しにくくしている部分はあるのかもしれませんが、治すために必要なことは、個々人で考えれ、さほど多くはありませんので、自分に必要なことをしっかり一つずつ、積み重ねていくようにしましょう。
      相談ダイヤル(0120-866-933)で、個人個人に合わせた電話相談も行っていますので、ご利用ください。

      返信

コメントを残す







次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>