アトピー肌と乾燥肌のスキンケア

監修:上出良一 先生

入浴・洗い方のQ&A

入浴時は何に気をつけたらいいですか?

お湯の温度や洗い方です。

お湯はぬるめのほうがいいといわれていますが、熱いお湯でかゆみを止めているという人もいます。かゆみが起きないようならば、本人が気持ちよいと感じる温度が一番でしょう。かゆくなるからと洗わないでいると、角質が堆積して、正常な新陳代謝ができなくなるので、1日1回は、肌に合った洗浄剤やせっけんなどで汚れを落としましょう。洗浄剤やせっけんは肌を守る油分を奪いやすいので、汚れを落とした後は、よくすすぐことを忘れずに。

タオルやブラシはどんなものを使ったらよいのでしょうか?

刺激を避けるためには、手のひらで洗い、手が届かない場所は綿タオルなどを補助的に使いましょう。

入浴時にいちばん注意しなくてはならないのは、こすり過ぎないこと。お風呂で掻くことと洗うことが一緒になり、ごしごし洗いすぎてしまったり、肌のザラザラが気になり、ツルツルになるまでこすり洗いしてしまう方はけっこうたくさんいます。こすりすぎが習慣になると、そうしないと気がすまなくなってしまうものですが、角質層を余分に落としてしまい、正常な新陳代謝が行われなくなって、よくありません。

垢すりは、肌の新陳代謝を促進するそうですが、アトピーにも効果はありますか?

刺激が強すぎるので、やめたほうがよいでしょう。

健康な肌の人は、垢すりで余分な角質が剥がれてきれいになることもありますが、アトピー肌の方が垢すりをすると、肌が赤くなったり、炎症を起こしたりすることがあります。肌が炎症を起こすと、その部分のターンオーバーのサイクルは早まり、新陳代謝は高まりますが、その分不完全な細胞がどんどん作られてしまい、健全なバリア機能を持った肌が作られないことがあります。炎症を起こさないようにすることが、かゆくならない最良の方法です。

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アトピー肌と乾燥肌のスキンケア」への6件のフィードバック

  1. ひろ

    ひどいアトピーは治りましたが、季節に関係なく、身体中、乾燥してしまい、痒さが収まりません。
    特に関節のあたりが乾燥しやすいですね。セラミドも飲んではいますが、完璧には治りません。そんなにひどいわけではないのですが、痒いので、困っています。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      ひろさん、こんにちは。
      乾燥は、基本的に「角質層の水分が不足している」状態を指しており、「角質層の水分が不足している原因」は、
       
      1.角質層の水分の供給が不足している
      2.角質層の水分を保持する力が弱まっている
      3.角質層からの水分蒸散量が高い
       
      の3つが主に考えられます。
      セラミドについては上記のうち「2」を補助するのに役立ちますが、「1」は保水のスキンケア、「3」は保湿のスキンケアが別途に必要になります。
      ひろさんの状況が分かりませんが、上記に挙げた項目で、もし不足している項目があれば行ってみてはいかがでしょうか?
      これから乾燥時期に入りますので、「保水」「保湿」、肌のダメージが強い場合には「保護」のスキンケアをバランスよく行うようにしてみましょう。

      返信
  2. セブン君

    ほんのちょっとの肌の乾燥、特に口角周りはアトピーからの
    メッセージみたいな感じに思っています。ほんのチョピットでも
    寝てて掻きむしるのでバカには出来ないです(>_<)
    乾燥は睡眠、栄養、運動等、サボったなっていう時に
    やっぱり現れますね。まだまだ克服頑張ります。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      セブン君さん、こんにちは。
      「乾燥」を感じるのは、風邪を引いた時に「熱っぽさ」を感じて、怪しいと思うように、アトピー性皮膚炎のサインの一つと考えても良いでしょう。
      生活面の改善は、毎日のことだからこそ大変な部分はありますが、反復継続して行うことによる「成果」は、行うことでしか得られない分、大きなものがあります。
      頑張ってください!

      返信
  3. YS11

    乾燥、バリア機能の低下の原因は人によって違うのでしょうか。皮脂はたりているけどセラミドがたりない人、セラミドはたりているけど皮脂はたりない人、あるいは両方がたりない人などがいるということなのでしょうか。もしそうならタイプによって対策も違ってくるのでしょうか。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      YS11さん、こんにちは。
      乾燥やバリア機能の低下の原因は、個人差はあると思います。もちろん、アトピー性皮膚炎の方全体で統計をとると、大きな母集団はいくつかできると思いますが、全員が共通の原因を抱えているわけではありません。
      最近、京大が発表したフィラグリンの欠損に関する研究も同様のことが言えるでしょう。
      対策については、異なる部分もありますが、共通する部分も多くあります(睡眠や運動、食事など)。
      また、回復の過程の中で、対策そのものを季節的な要因も考えながら、変化させることも大切です。
      こうした複雑さが、アトピー性皮膚炎を治しにくくしている部分はあるのかもしれませんが、治すために必要なことは、個々人で考えれ、さほど多くはありませんので、自分に必要なことをしっかり一つずつ、積み重ねていくようにしましょう。
      相談ダイヤル(0120-866-933)で、個人個人に合わせた電話相談も行っていますので、ご利用ください。

      返信

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