アトピー肌と乾燥肌のスキンケア

監修:上出良一 先生

秋・冬はやっぱりスキンケアが欠かせない!

肌が乾燥しやすい秋・冬は肌のバリア機能が低下しています。低下したバリア機能を補うのがスキンケアです。自分に合ったスキンケアを知って、肌にとって厳しい季節を乗り切りましょう。

秋・冬はスキンケアで乗り切って

夏場は汗対策が大切でしたが、秋から冬にかけて注意が必要なのは空気の乾燥。空気が乾燥すると、本来角質が保っている体内の水分が失われやすく、冬場はアトピー症状が悪化することも。加湿器などで室内の湿度をできるだけ適度に保てれば理想的です。とはいえ、外出先ではそうもいきません。適切なスキンケアを行って肌の水分、油分を保ち、バリアー機能を正常に働かせることが大切です。もちろん基本は肌を清潔に保つこと。ただし、入浴などで洗うときには角質をこすりすぎないよう注意し、入浴後は適切なスキンケアを行いましょう。

肌の状態は人それぞれ自分に合った方法のスキンケアを

男性と女性では皮膚に違いがあります。男性は男性ホルモンのはたらきによって、皮脂腺から皮脂の分泌が女性に比べて活発になります。鼻の脂がその代表例でしょう。これら皮脂は汗と混ざって天然のクリームになります。このクリームは肌を滑らかにはしますが、角質細胞間脂質とは違います。弱酸性なので、細菌や真菌の繁殖を抑えます。しかし、洗わないで放っておくと酸化して、油分が好きなダニやカビの温床になったり、にきびなどの吹き出物になったりします。常にフレッシュな皮脂でいるために、皮膚を清潔に保つようにしましょう。

また、赤ちゃんも皮脂の分泌が活発な時期。脂漏性皮膚炎なども起こりやすくなっており、刺激にも敏感です。

アトピーの症状が千差万別なように、肌の状態も人によって違います。スキンケアも人それぞれ最適な方法があるのです。

思った以上に不足しているスキンケア

乾燥肌の場合、冬のスキンケアの中心は、保湿です。そのための保湿剤ですが、たいていの人はたくさんつけたつもりでも実は足りていないのです。

人間の肌の総面積は約1.6㎡。これは畳一畳分とほぼ同じ広さです。30gのクリームはだいたい全身のスキンケア1回分の量に相当しますが、これを1回に使う人はあまりいません。もちろん値段の問題もありますが、充分につけるようにするだけで、皮膚症状が改善することもあります。
ただし顔など、もともと皮脂の分泌が多い部分のつけすぎには気をつけて。

男性の場合、女性と比較してローションやジェルといった、あっさりしたアイテムを好まれ方が多いように思います。

男性ホルモンの働きによる皮脂の分泌が活発な方は、特にそうでしょうね。中には「スキンケアは面倒だからしない」という猛者も。ご自分の肌の状態を正しく把握して、効果的なスキンケアを実践したいですね。

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アトピー肌と乾燥肌のスキンケア」への6件のフィードバック

  1. ひろ

    ひどいアトピーは治りましたが、季節に関係なく、身体中、乾燥してしまい、痒さが収まりません。
    特に関節のあたりが乾燥しやすいですね。セラミドも飲んではいますが、完璧には治りません。そんなにひどいわけではないのですが、痒いので、困っています。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      ひろさん、こんにちは。
      乾燥は、基本的に「角質層の水分が不足している」状態を指しており、「角質層の水分が不足している原因」は、
       
      1.角質層の水分の供給が不足している
      2.角質層の水分を保持する力が弱まっている
      3.角質層からの水分蒸散量が高い
       
      の3つが主に考えられます。
      セラミドについては上記のうち「2」を補助するのに役立ちますが、「1」は保水のスキンケア、「3」は保湿のスキンケアが別途に必要になります。
      ひろさんの状況が分かりませんが、上記に挙げた項目で、もし不足している項目があれば行ってみてはいかがでしょうか?
      これから乾燥時期に入りますので、「保水」「保湿」、肌のダメージが強い場合には「保護」のスキンケアをバランスよく行うようにしてみましょう。

      返信
  2. セブン君

    ほんのちょっとの肌の乾燥、特に口角周りはアトピーからの
    メッセージみたいな感じに思っています。ほんのチョピットでも
    寝てて掻きむしるのでバカには出来ないです(>_<)
    乾燥は睡眠、栄養、運動等、サボったなっていう時に
    やっぱり現れますね。まだまだ克服頑張ります。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      セブン君さん、こんにちは。
      「乾燥」を感じるのは、風邪を引いた時に「熱っぽさ」を感じて、怪しいと思うように、アトピー性皮膚炎のサインの一つと考えても良いでしょう。
      生活面の改善は、毎日のことだからこそ大変な部分はありますが、反復継続して行うことによる「成果」は、行うことでしか得られない分、大きなものがあります。
      頑張ってください!

      返信
  3. YS11

    乾燥、バリア機能の低下の原因は人によって違うのでしょうか。皮脂はたりているけどセラミドがたりない人、セラミドはたりているけど皮脂はたりない人、あるいは両方がたりない人などがいるということなのでしょうか。もしそうならタイプによって対策も違ってくるのでしょうか。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      YS11さん、こんにちは。
      乾燥やバリア機能の低下の原因は、個人差はあると思います。もちろん、アトピー性皮膚炎の方全体で統計をとると、大きな母集団はいくつかできると思いますが、全員が共通の原因を抱えているわけではありません。
      最近、京大が発表したフィラグリンの欠損に関する研究も同様のことが言えるでしょう。
      対策については、異なる部分もありますが、共通する部分も多くあります(睡眠や運動、食事など)。
      また、回復の過程の中で、対策そのものを季節的な要因も考えながら、変化させることも大切です。
      こうした複雑さが、アトピー性皮膚炎を治しにくくしている部分はあるのかもしれませんが、治すために必要なことは、個々人で考えれ、さほど多くはありませんので、自分に必要なことをしっかり一つずつ、積み重ねていくようにしましょう。
      相談ダイヤル(0120-866-933)で、個人個人に合わせた電話相談も行っていますので、ご利用ください。

      返信

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