睡眠とアトピー

監修:北之園明久 先生

これで睡眠不足も解消!アトピーを改善するための生活術

年齢や体調に応じた睡眠は、体の機能を維持・回復させるために、とても大切なもの。
自分自身が無意識に行っている「自然治癒力を高める“癒し”の行為」ともいえそうです。

眠れない事を気にしない

人間の体内時計は約25時間で、1日24時間との差を日光を浴びて調整しているといわれます。こうした体のリズムを大切にし、自然を意識した生活をめざしましょう。

まずはだらだらと寝るのはやめ、「眠る・起きる・動く」など生活にメリハリをつけ、眠くなくても夜11時頃に布団に入る心がけを。就寝前は、交感神経を刺激する熱いお風呂は避け、ぬるめの湯につかってリラックスしましょう。眠気は体温が下降するときに感じるので、寝る直前の長風呂も避けます。

「眠らなければ!」と意識するほど目が冴えてしまうもの。「眠れなくてもいいや」と大らかに構えることも大切です。

適度に運動して心地よい疲れを感じよう

体を動かしてたっぷり遊んだ子どもは、夜はよく眠ります。大人も同じと考えて、いつもより多く歩いたりストレッチしたりと、適度な運動を。できれば午前中、日光を浴びながら体を動かしてみましょう。

また人としゃべったり、映画や絵画を見たりすることも脳に刺激を与えます。心身が心地よい疲れを感じるような生活をし、自然な眠気を誘いましょう。

寝具や空調などを調節してリラックスして眠れる環境を

汗をかくのでパジャマやシーツ、枕カバーなどは、まめに交換を。特に外出する予定がなくても一日中パジャマはNG。

起きたら洋服に着替えて、短時間でも外気を浴びましょう。布団はたびたび干し、ベッドも少しあげて湿気を逃します。

季節や状況に応じて布団や毛布を増減し、暑い夏は寝入りばなだけエアコンを利用、冬はあらかじめ布団を暖める、また照明やアロマテラピーなど、楽しみながら寝室環境を整えましょう。

眠るためにバランスよく3食きちんと食べましょう

1日3食、できるだけご飯をしっかり食べましょう。米は体の代謝にとって、良質な糖質です。甘いものや飲酒は控えめにし、消化を助けるためにも就寝の3時間前には食事を終える心がけを。

鎮静・催眠効果のあるラクッコピコリンを含むレタス(特に芯の部分)を食べたり、また牛乳やココア、天然ハーブのお茶やサプリメントをとるとリラックスして眠れることも。ビタミンB12を含むレバーや貝類も脳神経を正常に保つ食材です。

どうしても眠れないときは医師に相談を

かゆみが強くて我慢できない、どうしても眠れない

そんなときは医師に相談するのもひとつの方法です。かゆみ止めや、場合によっては睡眠導入剤を処方してくれるでしょう。我慢して症状を悪化させるより、医師の指導のもと体力回復をめざすのが得策な場合もあります。

実例として、「外に出ることが好きで散歩や買い物に出かける」「毎日野外で作業をする仕事をしている」人は、比較的良好な睡眠を取れているようです。

一方、「療養中も部屋にこもりがちな人」「一日中デスクワーク主体の仕事に就いている人」は睡眠障害になりやすい傾向を感じます。

睡眠は、生活の中で「身体と脳に必要な休息を与える」という、大切な役割を担っています。

そこで、適度に野外で動いてまた自然の様々な刺激を受けることで身体に「睡眠の必要度」を高めてあげる事が大切ではないでしょうか。

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睡眠とアトピー」への4件のフィードバック

  1. iyou

    睡眠が取れるようになったら、みるみる傷が治ってきました。寝ている間のホルモン作用「大」ですかね。

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    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      iyouさん、こんにちは。
      アトピー性皮膚炎を悪化させる生活要因は、人によりさまざまですが、比較的共通しているのは「睡眠が不足している」という要因です。
      書かれていた「傷が治ってきた」というのも、睡眠をとることで、かゆみを抑える副腎皮質ホルモン、そして皮膚を再生する成長ホルモンの産生機能が高まったことが関係していることは十分に考えられるでしょう。
      リバウンド状態からの回復のきっかけでも「汗がかけるようになった」「夜、眠れるようになった」というのは、「かゆみが減ってきた」よりも先に、多くみられる「サイン」です。
      睡眠の確保はこれからも、意識していただければと思います。

      返信
  2. H2O

    シンデレラ睡眠というヤツですね。通常でも美容と健康のためですが、アトピーの人にとってはさらに切実なポイントです。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      H2Oさん、こんにちは。
      アトピー性皮膚炎を治療している医師に、取材などでお話をお聞きすると、多くの医師が最も共通しておっしゃるのは「アトピーは寝ないと治らない」ということです。
      それぐらい、睡眠はアトピー性皮膚炎の改善を目指す上で大切な要因といえるでしょう。

      返信

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