笑いと音楽、そしてKiss(キス)がアトピーを救う

監修:木俣肇 先生

アレルギー反応低下!音楽を聴いてキスをしよう!

意外に思われるかもしれませんが、キスにもアレルギー反応を軽減させる効果があります。大好きな人との素敵なキス、ぜひお試しください…!

愛のチカラはやっぱりすごい?!

ダニアレルギーがある方に配偶者や恋人と個室で二人きりになってもらい、実験を行うと、はっきりとした効果が現れました。
ムードを盛り上げるためにBGMをかけて、30分間、キスの回数に制限をつけずに自由にキスをしてもらうと、プリックテストの結果、膨疹の大きさが小さくなるのです。
同じ環境にいても、キスをせずに抱擁だけのカップルにはこの効果が現れませんでした(表1参照)。

キスの回数が1回では効果はあまりなく、時間も10分では効果がありませんでした。30分かけてリラックスしたのがよかったようです。
愛情は、アトピーに限らず病気克服の大切な要素なのです。カップルの方はぜひお試しを。

心と体を癒すことがアトピー改善に効果がある

アレルギー反応を軽減する効果があった笑い、音楽、キスにはある共通点があります。
ユーモアや笑いなどで生活を楽しくする、リラックスできる音楽を聴くことでストレスを軽減させる、豊かな情緒やキスによる愛情表現などの触れ合いなどは、すべてギスギスした現代社会から失われつつあるものだということです。さまざまなストレス、つらい治療によるイライラ、かゆみによる不眠、食生活の乱れ……。
これらは普段の生活からリラックスできる時間を奪ってしまいます。
また、パソコンやテレビゲームもストレスを増加させアレルギー反応を増強させるということもわかっています。

食生活や睡眠などの生活改善は基本ですが、笑い、音楽、大好きなパートナーとの時間を楽しみ、心と体をリラックスさせることが、アトピー改善にとても大切なことなのです。

好きなパートナーと30分、ゆっくりと時間をかけてキッスをすることが、アレルギー反応を減少させたエビデンスがあります。

好きな人と、時間をかけて愛情表現を行うことがリラックス効果を生み、症状に良い影響を与えたのでしょう。

ただし10分とか抱擁だけでは効果がないようので、なるべくゆったり、そしてたっぷりと、時間をかけることがポイントになるように感じます。

 

ママの笑いがベビーのアトピーを救う!

母乳を通して子どもに伝わる「笑い」の効果

母乳にはレプチンという脂肪細胞から出るホルモンが含まれています。レプチンは、食欲をコントロールしたり、ストレスやアレルギー反応を抑制するはたらきがあります。
授乳中に漫才を見てもらった母親の母乳はレプチンが増加し、天気予報を見た母親の母乳には変化がありませんでした。授乳前後で乳児のダニアレルギー反応を検査すると、漫才を見て母親が笑い、その結果レプチンを多く含む母乳を飲んだ子どもは、ダニによるアレルギー反応が軽減されたのです。
母親の笑いが子供に伝わったことになります。

これは牛乳では効果がありません。
低温殺菌処理の過程でレプチンが失われてしまうからです。
また、アトピーの母親の母乳にもレプチンが少ないことがわかっています。笑うことでストレスが軽減され、その結果母乳中のレプチンが増加していると考えてよいでしょう。

一方、母親の笑いはまた、赤ちゃんのアレルギー反応を抑制します。
この場合は、純粋に母親の笑いの効果を確認するために、ミルク授乳でしました。
母乳だと、上記のレプチンが、笑いで増加するからです。
授乳前後で乳児のダニアレルギー反応を検査すると、漫才のテープをイヤホンで聴いて母親が笑った場合に(これだと、赤ちゃんには漫才は聞こえませんので、純粋に母親の笑いの効果が検討できます。)、ダニによるアレルギー反応が軽減されたのです。
母親の笑いが子どもに伝わったことになります。
母親がリラックスすることによって、乳児のアトピーは軽減できるのです。

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笑いと音楽、そしてKiss(キス)がアトピーを救う」への1件のフィードバック

  1. サンドリヨン

    人生を楽しむということが、病気を軽減させるということですね。
    日本人は欧米の人に比べるとスキンシップが少ないと思うけど、そういうのって影響するの?!

    返信

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