今すぐできる!アトピー改善法

監修:小林弘幸 先生

アトピーの人の自律神経バランスは?

一般的にアレルギー体質の人は、副交感神経が高いためアレルゲンに敏感になりすぎて症状が出ると言われています。アトピー性皮膚炎もアレルギー性疾患なので、副交感神経が高いのかというと、実際はもっと複雑です。
アトピー性皮膚炎の場合、自律神経のバランス的に副交感神経が高くても、トータルパワーとしては低いと考えられます。皮膚症状が悪化してかゆくなるのは、交感神経が高くなるため。副交感神経が安定して高ければ、かゆみは減るはずです。このことは、副交感神経を上げる漢方薬を使った動物実験でも証明されています。

春先にアトピーが悪化しやすいのはナゼ?

アトピーの症状の出方は人それぞれですが、秋に寒くなり始める時期よりも、春先に温かくなり始める頃の方がつらい症状を訴える人が多くなるようです。
これは、季節の変わり目で気温が変動し、自律神経のバランスが不安定になるため。自律神経は極度の変動に影響を受けやすいのです。
ゆっくりした動作から突然急ぎだしたり、気温が急に変化したとき、自律神経は変動してバランスを崩しやすくなります。気温の変化の場合、「暖かい→寒い」秋口の変化よりも、「寒い→暖かい」春先の変化のほうが、自律神経の変動域が大きくなりバランスを崩しやすくなります。なぜなら暖かくなるにしたがって体は脱水傾向に傾き、自律神経のトータルパワーが落ちてくるためです。

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食事・運動・入浴などの規則正しい生活を習慣とし、自律神経のリズムに合わせた生活を送れば、 自律神経のトータルバランスが上がります。自律神経が安定すれば、アトピーも自然と改善されてくるでしょう。 ここでは、毎日の生活で自律神経を整えるコツを紹介します。どれも簡単なことばかりですが、 意外と実行されていないことばかり。これらを生活のルールとして習慣にしてしまえば、 あなたの体は1 カ月で変わるでしょう。キーワードは「ゆっくり」です。

自律神経にとって一番重要なのはリズム

毎朝日は昇り、夕方になれば沈みます。1日は24時間と決まっていて、毎日その時間を繰り返します。心臓や脈拍も、健康な状態では規則正しい動きを繰り返します。人間を取り巻く自然も、人間自身も、様々な繰り返しのリズムのなかで生きていることがわかるでしょう。 
自律神経もリズムでコントロールされており、リズムを安定させることがとても重要です。

時計遺伝子が自律神経をコントロール

自律神経をコントロールしているのは、時計遺伝子と呼ばれる遺伝子に組み込まれた体内時計。時計遺伝子には1日24時間を計る仕組みがあり、脳の中にあると考えられてきました。
そして最近の研究では、時計遺伝子は脳だけでなく全身のそれぞれの細胞にもあることがわかってきました。
私たちの細胞一つ一つは、起きる時間や寝る時間などの時間を知らせる役割を持っているのです。

自律神経バランスは朝に決まる

時計遺伝子がうまく働くことによって、1日の生活リズムが整います。そして、時計遺伝子が止まったり遅れたりしないようにしっかりネジを回す役割を担うのが、朝日の光と朝食。朝に太陽の光を浴び、起床して朝食を食べると、1日をスタートさせるスイッチが入ります。これがうまく行かなければ、体内時計が狂って自律神経のバランスも崩れてしまいます。

朝起きたら水を飲もう

朝起きたら、まず一杯水を飲む習慣をつけましょう。胃に水がたまると下にある大腸を押して、腸のぜんどう運動が活発になります。昼も夜も、食事前には水を飲みます。 
日中は一時間ごとに水を少しずつ飲み、常に腸に刺激を与えてあげれば、便秘解消にも役立ちます。

1日3回のリズムが大切

食事は、決まった時間に摂りましょう。自律神経を整えるには、食事も朝・昼・晩の3回というリズムが大切だからです。 中でも重要なのが朝食。「規則正しい生活」で説明したとおり、朝食は時計遺伝子をうまく働かせるポイントとなります。 
食事を摂っているときは交感神経が上がり、食後は消化するために副交感神経が上がります。朝起きて仕事を開始し、活動のために上がった交感神経がピークに達する12時頃に昼食を摂れば、午後に下がり始める交感神経を上げて集中力が持続します。 
夕食後にすぐ寝ると、交感神経が上がったままなので十分に消化できません。就寝3時間前には夕食を済ませるようにしましょう。

 

アトピー改善、また健康体維持のためには、自律神経のバランスを日ごろの生活習慣の中で整えていくことが肝心です。

自律神経のコントロールには、時計遺伝子と呼ばれる遺伝子に組み込まれた体内時計が関わっています。

時計遺伝子は、脳だけでなく全身のそれぞれの細胞にもあることがわかってきました。

朝起きて、水を飲むなどで1日をスタートさせるスイッチを入れ、3食決まった時間にとるなど規則正しい生活を行うことが大切になります。

 

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今すぐできる!アトピー改善法」への1件のフィードバック

  1. まめたろう

    現代人の例に漏れず、交感神経が優位です。だいたい常に緊張してると思います。
    でも、その反動でしょうか。休みの日になると、完全にスイッチが切れてしまいます(文字通りOFF状態)。これもバランスの一種なのかもしれませんが、理想的なバランスではないですよね、きっと(>_<)

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