環境ホルモンとアトピー

監修:坂部貢 先生

環境ホルモンって何に入っているもの?

環境ホルモンは、身のまわりにたくさんありますが、どんなものなのかわからないため具体的に何を避ければいいのかがわかりにくいものです。

身のまわりに存在する代表的な環境ホルモンを知って、摂取を減らす参考にしてください。

環境ホルモンから身を守る2つの方法:その1

誰もが環境ホルモンから逃れることはできません。
それほど世の中には環境ホルモンが満ちあふれています。しかし、それでも極力摂取しないように、また摂取しても体の外に出せるように生活することは大切です。

環境ホルモンは、多くの人が接していますが、同じ量でも人によって現れる反応のしかたがまったく異なっています。反応や影響が人それぞれに違うということは、体のもともとの処理能力の差だけでなく、生活のしかたの違いが、環境ホルモンの体への影響の差を生んでいるということです。少しでも体内に摂取する量を少なくすることが長い目でみると大切です。

ビニル容器に熱は加えない

市販の弁当などはプラスチック容器に入っています。これをレンジで加熱すると、環境ホルモンが弁当の油分に溶け出します。そのほか加工食品のビニル容器も注意が必要。温めて食べるときは、耐熱ガラスや陶器などの容器に入れ替えて加熱しましょう。

いろいろなものを食べる

いろいろなものを食べることは、環境ホルモン対策としても優れています。同じものを食べ続けることは、その食品に環境ホルモンが入っていた場合、体内に蓄積される環境ホルモンの濃度が高くなる危険があるということです。偏らないことはリスク回避の原則です。

外食の回数を減らす

外食のすべてが悪いというわけではありません。外食のデメリットは、どのような材料をどのように調理したかがわからない点です。昼食を外食にした日は、夜は自分で料理するなどして、素材のわからないものを食べる回数を減らしましょう。

換気を心がける

現代の都会の家は密閉されています。外気をシャットアウトしたつもりでも、シックハウスの原因となるさまざまな化学物質、生花に付着した残留農薬など家の中にも環境ホルモンはあります。滞った同じ空気を吸い続けることは、リスク回避の原則にも合いません。換気して滞った空気を入れ替えることは基本です。

化学物質はなるべく使わない

合成化学物質を避けて生活することは不可能ですが、環境ホルモンの実態がわかっていない以上、その摂取を減らすには、日用品の中でむやみに化学薬品類を乱用しない方がよいと言えるでしょう。

こうして見ると、普通の生活を行う上で、環境ホルモンを摂取ないことは、かなり意識しなければできないことが分かります。

だからこそ、アトピー性皮膚炎や花粉症のような、アレルギー性疾患が増加しているのかもしれません。できるところから工夫していくことが大切でしょう。

 

環境ホルモンから身を守る2つの方法:その2

入浴や運動による発汗は、体脂肪に蓄積されている環境ホルモンを水に溶けやすい状態に変えて汗とともに体外に出す効果があります。

温泉・入浴

体の中から、老廃物を排出するのに適した泉質は、単純アルカリ泉とされています。硫黄泉は肌にも刺激が強いので、単純アルカリ泉で発汗を促しましょう。

高温の風呂につかると、交感神経が刺激されるので、体はリラックスできません。汗をかきますが、自律神経を緊張させてしまいます。人それぞれですが、10〜15分入るとじんわりと汗をかく程度のぬるめのお湯が効果的です。副交感神経を刺激しながら、リラックスしたバスタイムを楽しみましょう。

サウナ

高温のサウナは自律神経を緊張させますが、低温サウナはリラックスした汗が出ます。サウナ室で呼吸しても鼻が熱くない程度の60度くらいの室温が効果的です。15分入って15分休むのを1日に4〜6回繰り返すと、体の解毒作用を高めることができます。

砂風呂

砂風呂は、砂の重みで体を締め付けることによって、体の機能を活性化します。砂から出た時に圧迫が取れて、体がリラックスし大量に老廃物や毒素を排出する汗が出ます。

運動

運動による発汗も、体内の環境ホルモンの排出には有効です。しかし体力に対して過激な運動は、体への負担が大きく、かえって老化を招くので注意しましょう。

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環境ホルモンとアトピー」への1件のフィードバック

  1. おひとりさま

    いまやスーパーでもコンビニでも「レンジ可」の食品はいくらでもありますが、そのような表記があっても、本質的にプラ容器は危険なのでしょうか。なんだか不安です。

    返信

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