ペットアレルギーを知って、ペットと仲良く快適に

監修:堀口高彦 先生

ペットと一緒 【1】

アトピー性皮膚炎をもちながら、ペットを飼い続けている読者の体験記です。

神奈川県:M・Aさん

犬好きが高じて愛玩動物飼養管理資格を取得しました。

わが家のペットは雑種犬の「はな」(7歳)と「あい」(3歳)、共にメスで親子。屋外で飼っています。
はなを飼い始めたころは、私自身犬に特別な興味はありませんでした。それが〝はな〞の出産(5匹)を間近で見たのを契機に、動物の本能の凄さと生命の神秘に感銘を受け、大の犬好きになったのです。
その当時、私は湯治4年目に入るころで、体の状態は一進一退でもどかしさを感じていたのですが、それからの約2カ月間は仔犬たちの世話で忙しく、日々の成長が楽しみで充実していました。飼っていてよい点は、毎日の散歩でよく歩くことです。1時間くらい歩くので運動にもなり、四季折々の変化を実感します。
そして、疲れたときや気落ちしているとき、苛立っているときなどに、愛犬を見るとホッと安堵します。毎日話しかけ、たまに愚痴ったりもしてストレス発散しています。
そんな犬好きが高じて、今年の3月に※愛玩動物飼養管理士(2級)を取得しました!私は犬アレルギーなので、犬に舐められたり、鼻先や口先にちょっとでも触れると蚊に刺されたような症状が出てしまうのです。そのため実技試験は難しいので、資格は限られたもになってしまいますが、現在犬に関する資格取得を模索中です。
時々手に炎症が出るので犬に触るときはなるべく素手ではなく、手袋をして、触った後は必ず手洗いをします。また、散歩中リードを持つときは軍手などをして、手を保護するように気をつけています。
「はな」と「あい」は、今の私にとってかけがえのない〝セラピー犬〞です。

※愛玩動物飼養管理士とは、「動物の愛護及び管理に関する法律」の趣旨に基づき、愛玩動物(ペット)の愛護及び適正飼養管理の普及啓発活動などを行うために必要な知識・技能を、社団法人日本愛玩動物協会の通信教育によって体系的に修め、所定の試験に合格し、協会より認定登録された者をいいます。

神奈川県:M・Mさん

犬を飼うときは、自分のアレルギー症状や家族の気持ちを大切によく考えたいですね。

私は猫アレルギーなのですが、11年間も愛犬とベッタリ過ごしても、よくも悪くも大きな変化はありませんでした。
軽い喘息もちのいとこは犬を飼っていましたが、結婚して離れてからは、実家へ行くたびにアレルギー症状が出るそうです。動物が持っているアレルゲン物質にも個体差があり、また喘息などの具合も人によって異なるので、ペットの対策はどうすることが一番正しいのか一概には言えないと思います。
わが家では、現在愛犬(シーズー犬)が亡くなり2年が経ち、次のペットを考えています。しかし、生前の子とは偶然相性がよかったものの、他犬の毛質に対して合わなかったら、どうしよう」といった不安があります。
実際、病気とは無縁の友人が2頭目を迎えたところ、喘息になりひどい発作で通院しています。獣医師、主治医…双方からのアドバイスをいただくにしても、結局どうするかは本人と家族で話し合って決めるしかないと思います。
ペットが少しでも「リスク的存在」に思われたり、家族の中で1人でも賛成できない人がいる場合は、急いで決めてしまうこともないでしょう。
犬のテーマパーク、ふれあいイベント、犬専用公園ドッグラン、ドッグカフェなどといったワンちゃんと触れ合える場も増えています。これはもう私たちにとって最高の場ではないでしょうか。
その一環として一日飼い主が体験できるペットショップの「レンタル犬」の利用も、選択肢のひとつだとは思います。一部の愛好家などからは、反対の意見もあるようですが、無責任に飼われたり、飼ってしまってから後悔されるよりは、利用の価値はあると信じています。

ペットと一緒 【2】

アトピー性皮膚炎をもちながら、ペットを飼い続けている読者の体験記です。

東京都:R・Iさん

アトピー性皮膚炎の発症後も飼い続けました。

わが家では現在猫2匹、ハムスター1匹、魚1匹を飼っています。
猫はチンチラというかなりの長毛種で、娘の莉央がアトピー性皮膚炎を発症する前から飼っていました。発症したとき、猫をどうするか家族で相談し、基本的には手放さないことにしました。
決め手は近所の小児科の先生に「アレルギー検査をして猫に引っかかっても、どうせ手放す気はないんでしょう。検査に少しでも出てしまうと神経質になってしまうから、知らないまま飼い続けた方がいいんじゃないですか。」と言われたこと。
やはり子ども同様に可愛がっていましたから、離れられませんでした。一番大変だったことは、私や主人の両親を説得することでした!何かにつけ猫はアレルギーによくないという話を聞いてきて、手放すように勧めたのです。
結局、もし猫が原因で悪化するようなことがあればそのときに考えることと、「物事のメリット・デメリットは表裏一体なのだから、猫の悪いことばかり言わないで、飼うことで子どもによい影響があるということも考えてください」と言って納得してもらいました。
抜け毛が多いので、掃除機は毎日かけていましたが、たまにかけなくても、特にアトピーが悪化することはありませんでした。気管支炎や軽い喘息のような症状が出ることはありましたが、莉央のアトピーは改善し、小学生になってからは、喘息のような咳も出なくなりました。
猫も無事わが家で10歳を迎え(猫たちは10年間洗ったことがありません。水嫌いなので…ただし室内飼いです。)莉央に甘えたりくっついたりして仲良くしています。
初めは反対していた両親も今は可愛がっています。これもすべて莉央のアトピーがよくなったからこそ飼い続けてこられたと思います。
衛生面に関心を持って、部屋の掃除やペットのトイレの始末などポイントを押さえていけば、アレルギーがあってもペットと共存していけると思います。

神奈川県:R・Hさん

最初は嫌だった犬も今では大切な家族です。

5人家族のわが家で飼っているのはメスのミニチュアダックスフンドです。
私自身がアトピー性皮膚炎なので、最初は犬を飼うのは気が進まなかったのですが、子どもたちと夫が「世話をするから飼おうよ!」というのに負けて飼い始めました。
1年半経ちますが、犬の存在にもやっと慣れてきました。飼うのを決めたころはまだアトピーの炎症が強いときもあったのですが、離脱症状がひと段落ついてゆとりが出てきたので、飼うことにしたのです。今では症状も大分落ち着いたので、犬の世話も楽になりました。
私は犬アレルギーはないので、アトピーだからといって特に注意していることはないのですが、1〜2週間に1度はシャンプーをしています。家の中では放し飼いです。
私には6歳、8歳、10歳の子どもがいますが、犬がいると、子どもがもう1人増えたくらいの手間がかかりますね。犬なのに食卓にあったのり巻を、いつの間にか2本も平らげてしまうほどの大食漢なのには驚きました。結局散歩は、ほとんど私がしていますし。1日4〜5時間パートに出て、夫や子ども、犬の世話をするのは大変です。
でも「犬って本当に純粋なのね…」と思います。犬は何も言わないけれど、人間関係に疲れたときに接していると、とても癒されるんです。子どもたちも、犬の世話をすることがいい経験になっています。
犬の散歩中に、犬連れのいろいろな方とお友だちになれるのも思いがけない効果でした。今では、もうすっかり家族の一員、元気に長生きしてほしいです。

あとぴナビの会員の方で、ペットと過ごしている方は多くおられます。そして、一緒に生活すれば家族の一員となります。「家族」と一緒に過ごすことでのメリットもいっぱいあります。

マイナス点を少しでも減らすように工夫しながら、「家族」との愛情を深めていけるのが一番良いでしょう。

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ペットアレルギーを知って、ペットと仲良く快適に」への2件のフィードバック

  1. りすどん

    私も軽いアレルギーがありますが、ペットを飼っています。ちょっと反応がでても、それを上回る癒しのパワーがあるので、工夫しながら飼い続けるほうを選んでいます。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部

      りすどんさん、こんにちは。
      ペットは、アレルギーに対してはマイナス要因となることがありますが、同時に、精神的な支えになるなど、プラス要因もあります。反応が強く出ると難しい部分もありますが、可能な範囲で、工夫し続けながら一緒に暮らせるように頑張ってください。なお、反応が強すぎる場合には、知り合いや他の家族の協力を得ることが必要になることもありますので、注意ください。

      返信

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