腸内環境を整えてアトピーを遠ざける日常生活のポイント


善玉菌を増やすために、今すぐできること

Point 1 プロバイオティクスで腸を整える

乳酸菌・ビフィズス菌を摂る

善玉菌を増やして腸内環境を直接コントロールする唯一の方法は、食べること。中でも有効なのは、プロバイオティクスの摂取です。プロバイオティクスとは、生きたまま腸に届き、体によい働きをする“生きた微生物”やそれらを含む食品。具体的には、乳酸菌やビフィズス菌など善玉菌が入った発酵食品を指します。
善玉菌が入った食品ですぐに思い浮かぶのは、ヨーグルトや乳酸菌飲料。これらの食品には、乳酸菌、ビフィズス菌などの善玉菌が豊富です。日常的にこれらのプロバイオティクスを摂ることで善玉菌が優勢となり、腸の状態が健全に保たれて免疫機能も正常化されるのです。

栄養バランスもしっかり考えて

プロバイオティクスで腸内環境がよくなるといっても、これを特効薬か何かのように考えないでください。辨野先生の本を読んだ人から「毎日ヨーグルトをたくさん食べていますが、便秘が改善されません」と質問があったそうです。先生が他に何を食べているのか聞いてみると、ダイエットのためほとんどヨーグルトしか食べていなかったそうです。
ヨーグルトの話は極端な例ですが、乳酸菌が豊富な漬物でも、食べ過ぎれば塩分の摂り過ぎになります。どんな食品でも偏った摂取は体の毒。食品の栄養バランスもしっかり考える必要があります。
体によいとされる食品や栄養素に薬のような即効性を求めてしまうのは、現代人の悪い癖ではないでしょうか。腸内細菌を整えて免疫機能を高める食事は、長く続けて習慣化することに意味があります。悪い食習慣で腸内環境が悪化しているとすれば、それは長年の積み重ねの結果。10年前の食事が、今の腸内環境を作っているのです。

Point 2 食物繊維を摂る

食物繊維は大便のもと

 プロバイオティクスでいくら腸内に善玉菌を投入しても、“結果”を出さなければ意味がありません。結果とは?…もちろん“大便”のことです。それには、腸内細菌の情報が豊富に詰まっており、いわば食生活の成績表のようなもの。大便やおならが臭いのは、腸内でウェルシュ菌などの悪玉菌が優勢になっている証拠。悪玉菌は食べ物の成分を腐敗させるから、においが臭くなるのです。
正常な大便には、意外にも水分が80%も含まれています。残り20%の固形物として、剥がれた腸粘膜・腸内細菌・食べかすなどがほぼ同じ割合で含まれています。便秘の人は食物繊維の摂取量が少ないといわれますが、食物繊維は食べカスとなって大便を外へ押し出してくれます。大腸に送り込まれた食物繊維は、腸内細菌によりじっくり発酵します。すると酸ができることでビフィズス菌も増え、腸内環境が改善されます。また、ゆっくりと血糖値を上げることで、エネルギー吸収と血糖値を標準化する働きもあります。

長寿村の秘密は食物繊維

 辨野先生は、1979年に山梨県上野原町(現上野原市)の棡ゆずり原はら地区で平均年齢82歳の長寿の方々18人の腸内細菌を調べたことがあります。結果は、都市部の高齢者と較べてビフィズス菌がはるかに多く、ウェルシュ菌(悪玉菌)は半分ほどでした。 当時の棡原地区は日本一の長寿村として注目されており、長寿の大きな理由の一つは、イモ類やヒエ・アワ・キビといった雑穀、山菜、キノコ、根菜、コンニャクなど食物繊維が豊富な食品を食べていたことにあります。棡原での食物繊維摂取量は、他の農村の3~4倍にものぼるものでした。

日本人だけが持つ海苔の消化酵素


そして、もう一つ紹介しておきたいのが海藻です。世界中で日本人だけにアマノリ属の海藻(海苔)消化能をもっている腸内細菌が大腸内に棲息しています。欧米人から見出された同一の腸内細菌はその能力はありません。なぜなら、日本人は昔から生の海藻を食べてきたことで、海苔の繊維分解能をもつ海洋細菌が取り込まれ、その細菌からの消化酵素を作る遺伝子が腸内細菌に取り込まれたのだと理解されています。私たち日本人にはとんでもない能力をもつ腸内細菌が棲んでいます。ですから、海藻も食物繊維が豊富な食品なので、毎日のメニューに取り入れることが肝要です。
発酵食品と豊富な食物繊維。日本の伝統食には、これらがすべて揃っていました。日本食にヨーグルトや乳酸菌飲料をプラスすれば、腸内環境は万全といえそうです。

Point 3 運動不足とストレスに注意

ウォーキングで腸腰筋を鍛える


腸内環境をコントロールするためには食事が重要ですが、それだけでは片手落ちです。便秘になる原因を考えてみても、偏った食事、運動不足、ストレスなどがあげられるからです。
運動不足は大腸の筋力低下につながり、大便を押し出す力が弱まります。排便時には、大腸と骨盤の間の腸腰筋が働きますが、この筋肉を意識して鍛えると快便につながります。
運動も、やりすぎると腸内環境が悪化するケースもあります。過度な運動により、体内に活性酸素が発生するためです。活性酸素は老化を促進し生活習慣病にもつながります。
適度な運動で腸腰筋を鍛えるとしたら、ウォーキングがオススメです。毎日続けられる範囲で実行することが大切です。忙しければ思いついたときだけでも歩いてみましょう。ウォーキングの途中で、腸腰筋を意識した軽いストレッチ(開脚スクワットなど)を取り入れてもよいでしょう。

ストレスが善玉菌を減らす

 ストレスによっても、腸内環境はバランスをくずしてしまいます。大腸の食べカスは、ぜん動運動によって肛門に押し出されますが、ストレスでぜん動運動が弱くなると便秘がちになります。
ストレスにより腸液や胃液の分泌が悪くなれば、悪玉菌が増えてしまいます。悪玉菌が増えると乳酸菌やビフィズス菌が減るので、それらが産生していた乳酸や酢酸が減ります。乳酸や酢酸が腸を刺激しなくなると、さらにぜん動運動は弱くなってしまいます。

できることから、今すぐ始めよう

善玉菌を増やして腸内環境を整えるためには、他にも気をつけることがあります。睡眠時間をしっかりとる。朝は日光を浴びてさわやかに目覚める。3度の食事を規則正しくおいしく食べる。水分をしっかり摂る。暴飲暴食をしない。いろいろなことに興味を持ち、趣味を楽しむ。などなど、生活リズムをしっかり作って、溌剌とした毎日を過ごすことです。
一つひとつをみれば、それほど難しいことではありません。しかし、多忙な毎日を過ごしていると、ついついおろそかになって悪い習慣に傾いてしまいがちです。決して無理せず、できることから今すぐ始めてみるとよいでしょう。このようなバランスのとれた生活を送ることで、ストレスも解消されていくことでしょう。

まずは思いつくのはヨーグルトですが、日本固有の発酵食品もいいですよね。
 

それから大切なのが排泄に大事な食物繊維です。日本の長寿地区の老人がきのこやイモ、アワ、ひえなどの雑穀や食物繊維を多く摂取していたことが分かっています。

やはりバランスのとれた食事が大事なんですね。普通の日本食にも発酵食品いろいろありますからね。

食事以外でも運動、ストレス解消などが大事です。毎日の生活でできることから少しずつ取り入れて健康な大腸を目指しましょう。

この記事を評価する
残念もう一息普通参考になったとても参考になった まだ評価されていません
Loading ... Loading ...

コメントを残す







次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>