医療ナビ アトピーを長引かせないために、知っておきたい感染症の基礎知識


受診の際の注意点

感染症の疑いがある場合は、とにかく病院へ。感染症の見極めは難しいので、経験豊富な医師に診てもらうのがベストです。
信頼できる医師を知らない場合は、大きな病院の皮膚科、アレルギー科がいいでしょう。患者数の多い病院のほうが、より多くの症例を経験していると考えられるからです。

感染症を予防するには?

2020_01_04

お話ししてきたように、医師たちの間にもカポジに対する誤解がまだまだあって、正しい診断をつけられる医師が少ないのが現状です。
アトピーを診察する医師たちは、いつもとは違う肌の異常を患者さんが訴えてきたときに、ヘルペスやカポジを疑うというステップを判断基準に持つべきではないでしょうか。
実はカポジと診断するための検査に「Tzanck試験」といって水疱液をギムザ染色という方法で染め、ウイルス性巨細胞を検出する検査があります。保険適用ですが、100%陽性に出ないときもありますし、カポジを疑わないと検査に行き当たりません。より正確なのはPCR法(ポリメラーゼ連鎖反応)ですが、これは保険適用外で、この検査を施行できない医院・病院もあります。
このようにPCR法による検査を行わないまでも、抗ヘルペス薬などを用いるカポジに対する治療を行ってみて、状態がよくなるか、経過を診ることでカポジかどうかの判断はつきます。
患者側であるみなさんがヘルペスやカポジについての基本的なことを知って、自分の症状がもしかして「ヘルペス(カポジ)かも?」と思ったら、放置せず、適切な治療を受けてください。放置しているとアトピー治癒を長引かせてしまうことになるので、十分に注意してください。

感染症にならないためにも予防が大切です。皮膚にダメージを与える紫外線に注意し、過労やストレスなどの軽減、睡眠不足の解消などがポイントです。

ヘルペスはどんな人にも感染する可能性があるウイルスで、唾液を通しても感染します。感染しない・させない心がけは大事です。

ステロイド剤を長く使ってきた方は、繰り返し再発するケースがあります。治癒後も睡眠不足などには十分注意して再発防止を心がけましょう。

実は正しく「カポジ」と診断できる医師は多くはありません。感染症かなと思ったら放置せずに、経験豊富な医師、大きな病院の皮膚科、アレルギー科で診てもらいましょう。

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