医療ナビ アトピーを長引かせないために、知っておきたい感染症の基礎知識


へルペスってどんなもの?

ヘルペス・カポジが急増している

2年前くらいまでは、ヘルペスやカポジといえば、もともと基礎疾患がある人しかかからないものとの概念がありました。 しかし、現在では、基礎疾患がなくてもかかりうる感染症になったと、その概念が変わってきています。基礎疾患がないだけでなく、皮膚表面に異常(火傷や傷)がなくても感染してしまうケースも増えているのです。つまり、一見元気そうな人でも急にかかる、それが最近のヘルペスです。 ストレスや不安を抱え、現代人の免疫力が落ちてきていることが起因しているのかもしれません。心が弱ると体は弱ります。皮膚は体の一部。見た目に異常がなくても実は弱まっている人が多いのではないでしょうか。 このように、基礎疾患や皮膚に異常のない人にさえヘルペスが広がってきているのですから、アトピーの人たちにとっては、よりかかりやすい感染症になってしまっています。アトピーの方にヘルペ スあるいはカポジが急増している のはこうした理由からなのです。

2020_01_01

カポジの症状を知っておこう

カポジといえば、ブツブツと出る水疱(水ぶくれ)のかたまりが特徴的・典型的な症状だとされていました。でも最近のカポジは、この水ぶくれを出さない場合もあります。
一般的な見た目の特徴としては、

水疱(水ぶくれ)
びらん(水ぶくれを掻き壊した跡)
隆起性病変(丘疹)

これら3つが混在しています。
ただ、水ぶくれは掻き壊してしまうと「びらん」と呼ばれる”ただれ”になりますので、必ずしもカポジに水ぶくれが伴うものとはいえないのです。

カポジは診断が難しい

カポジの症状が水ぶくれのみというケースは、典型的というより今では古典的なケースになりつつあります。このようなことから、「水ぶくれがないからカポジではない」「全身に出ていないからカポジではない」「ステロイドの副作用でただれている」など、正しく診断できない医師も数多くいるのが現状のようです。
厄介なことに「アトピーの悪化」だとして、ステロイド剤を出されるケースもあるのです。
免疫力が低下して感染症にかかったのに、さらに免疫抑制剤を使ってしまうと悪化するばかり。
ステロイド剤が持つ抗炎症作用で一時的にかゆみが退くため、効いているように思ってしまうこともあるようですが、ヘルペスはじめ感染症にステロイドは禁忌です。

ヘルペス・カポジにかかってしまったら…

2020_01_02

2020_01_03

最近のヘルペスは皮膚に異常がない人でももかかりやすいので、アトピーの人にとってはよりかかりやすい感染症になっているといえます。

カポジと正しく診断されない場合も多く、「アトピーの悪化」だとして、ステロイド剤を出されるケースもあります。

ステロイド剤が持つ抗炎症作用で一時的にかゆみが退くため、効いているように思いがちですが、ヘルペスはじめ感染症にステロイドは禁忌です。

感染症治療には抗ヘルペス薬や抗ウイルス剤を使います。さらに患部を保護して、接触感染を防ぎます。

この記事を評価する
残念もう一度普通参考になったとても参考になった まだ評価されていません
Loading...

コメントを残す