漢方で見立てるアトピーの治し方(前編)


漢方で見立てるアトピーの治し方

muranushi
監修/村主 明彦(むらぬし・あきひこ)
社団法人北里研究所 東洋医学総合研究所
漢方診療部部長
1956年、宮城県生まれ。山形大学医学部、同大学院卒、医学博士。漢方診療専門機関の医師として幅広く診療活動を行う。(社)日本東洋医学会専門医、同学会評議員。

アトピーの治療で西洋医学の病院を訪ねたとき、「生活習慣の改善」「食事への注意」などをアドバイスされたことがあると思います。
実はこれは、漢方医学が最も重視する方法なのです。症状を抑えるのではなく、体質を改善することに重きを置く考え方は、漢方薬についても同様です。漢方医学を学んで、アトピーの改善に役立てましょう。

1.漢方医学とは

方医学といわれると漢方薬治療のことだと思いがちですが、漢方医学はそれだけではありません。
伝統的な中国医学すべてを指しています。たとえば鍼灸治療も漢方医学で、鍼灸の作用によって気の流れをスムーズにすることで、健康を保持しようというものです。

中でも漢方薬療法は最もポピュラーな漢方医学。
長い歴史と研究の繰り返しによって最も薬効が高い生薬の組み合わせにたどり着いたのです。

西洋医学との違いを見てみましょう。
西洋医学では、病気になるのは体のある部位に障害が起きたからだと考えます。
その結果、病名が決まり治療方針を決定します。
それに対して漢方医学は、病気は心身のバランスが崩れたり、自然界との交流がうまくいかなかったり、「気・血・水」の不調和があるために起きるものと考えます。
体のある部分を局所的にみるのではなく、心と体をひとつのものとしてとらえ、総合的に判断していきます。
治療方法も、人間が本来持っている自然治癒力を高め、心身のバランスを整えることで病気を治すことをめざします。

ですから、アトピー性皮膚炎に対しても、単に皮膚だけの病気とはとらえずに、体全体を正常に戻すことでアトピーを治そうと考えるのです。

症状を抑えるのではなく、アレルギーを起こしやすい体質そのものを改善しようとしているのが、漢方医学なのです。

漢方医学で大切にしているのは西洋医学同様、生活習慣を正したり、食習慣を整えることです。症状を抑えるより体質を改善しようという考え方から来ています。

西洋医学は病気になるとその部位を特定し、病名が決まり治療します。漢方医学では心身のバランスの崩れ、「気、血、水」の不調和が起こっていると考えます。

体を局所的に見るのではなく、自然治癒力を高め。心身のバランスを整えることで病気を治そうとします。

アトピー性皮膚の場合皮膚だけでなく、体質そのものを改善しアトピー性皮膚が起こりにくくしようと考えます。

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