医療ナビ 科学物質過敏症とアトピー(後編)


4.住まいを改善、化学物質を減らそう!

家屋の新築、リフォーム、引越しなどは簡単にはできません。しかし、不必要な化学物質を生活環境からできるだけ排除して、身体への総負荷量を減らしましょう。

空気清浄器で室内の空気を改善

室内の空気汚染対策には、自然換気が最も有効。都市部などで外気が汚染されている場合、空気清浄器の利用も必要ですが、その場合も、自然換気も並行して。

空気清浄器は、ゴミをとるだけでなく、化学物質も除去できるものを選びましょう。活性炭方式の空気清浄器がおすすめです。

これらの器械はビニールやプラスチックが使われていることが多く、使用することでガスが発生する場合もあるので、新しいものを使うときは、まめに換気をしましょう。

床下の白アリ駆除剤には、床下換気扇がおすすめです。床下から室内に空気が上がってこないよう、換気扇で外に排気します。ただし排気口が近隣の迷惑にならないように注意しましょう。新車の車内も空気の汚染があるので、できるだけ窓を開け、換気しましょう。

浄水器を活用

水道水は、消毒のために入れた遊離塩素が反応してトリハロメタンが発生したり、その他多種類の化学物質が含まれています。

人によっては水道水に触れただけで症状が悪化することがあります。そのようなときには、浄水器をつけて水を浄化する必要があります。シャワーを浴びるときには、ノズルから高温で圧力が一気に抜けるので残留塩素ガスが充満しますから、換気するか、シャワー用の浄水器をつけるようにしましょう。

合成洗剤に気をつける

一般的な市販の洗濯用合成洗剤は、合成界面活性剤や蛍光漂白剤などが入っており、ゆすいでも衣服に残留するので、肌が敏感になっている化学物質過敏症やアトピー性皮膚炎の方にはよくありません。また、柔軟剤も肌を刺激する成分が入っています。できるだけこれらの成分のない洗濯洗剤を使いましょう。また、繊維には、汚染物質がよく吸収され、残留します。

衣類は天然素材を

肌着は木綿やシルクが一番です。素材は木綿でも、形態安定シャツにはホルムアルデヒドが使われていることがあります。肌に接触するだけでなく、繊維に含まれている成分が体温によって揮発し、肺へと吸い込まれることになります。

抗菌グッズ、掃除用の合成洗剤など、日常生活の化学物質に注意

キッチンや風呂、トイレなどで清掃のために化学薬品を使用するときは換気しながらが基本。トイレの消臭剤で化学物質過敏症を発症する人も増えています。防虫剤の成分は農薬と同じ成分のものがあり、できるだけ使わないようにしましょう。大切な洋服などは真空パックを利用しましょう。

また、最近出回っている抗菌グッズにも注意。身体は細菌と共存していてこそ健康なのです。まして細菌がコロコロ死ぬ物質が体に安全という保障がありません。かといって不潔にしてよいのではありません。薬剤に頼らず、掃除など物理的な方法で清潔にしましょう。

身の周りの原因物質

新築やリフォームはそう簡単にできるものではないため、まずは空気清浄器を導入してみましょう。新しい機器の場合まめな換気を心掛けましょう。

シロアリ駆除剤には床下換気扇がお勧めです。排気が室内に入らないよう注意しましょう。水道水にはトリハロメタンが含まれています。飲料用、シャワー用にも浄水器をつけましょう。

合成洗剤には界面活性剤などの化学物質が多く含まれており、それらが衣服に残留するのでこれらの成分がなるべく入ってない洗剤を選びましょう。

他にも抗菌グッズ、防虫剤、消臭剤など多数の化学物質にさらされています。できるだけこれらのアイテムに頼らず物理的な方法で清潔にしましょう。

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