医療ナビ 科学物質過敏症とアトピー(後編)


科学物質過敏症とアトピー

3.生活行動面を工夫して化学物質の対策を

化学物質フリーの生活は不可能でも、工夫次第で化学物質による影響を減らすことができます。

温熱療法

汗をかきやすい身体に入浴で化学物質を排泄
化学物質汚染の少ない温泉などによる、ぬるめのお湯への入浴が効果的。
入浴で汗をかくことによって、化学物質が体外へ排出されます。

なぜ温泉がいいの?
一般的に化学物質汚染が少ないことに加え、温泉は化学物質によって乱された自律神経を調整したり、身体の芯からあたためて新陳代謝を高める作用があります。また、皮膚の保湿効果もあるので、化学物質過敏症やアトピー性皮膚炎にも良いでしょう。

栄養療法

無農薬野菜で必要栄養素を取ろう
身体の中に有害な化学物質が入ると、排泄のためビタミンやミネラルなどの必要量が増加します。食品の栄養価は、化学農法より無農薬栽培のものが高く、しかも季節が旬のものに多く含まれています。また、食品添加物のなるべく入っていないものを選びましょう。

ビタミンの取り方

ビタミンC・Eやカロチノイドの多い食事を摂りましょう。身体に入ってきた化学物質(生体異物)の負担が大きいとき、ビタミンCの必要量が増えるといわれています。

ビタミンCは、1日におよそ2gの摂取が望ましいとされますが、サプリメントなどでとる場合、胃を荒らすことや、一度に大量摂取するとすぐに排泄されてしまうことに注意。このため、食事中や食後に摂ることをおすすめします。また、体質によってはサプリメントに入っている添加物に反応する場合もあるので、なるべく無添加のものを選んで。

ビタミンC・Eの豊富な食べ物

ミネラルの対策

亜鉛、マグネシウム、セレニウムなどのミネラルの多い食事を摂りましょう。含有量は野菜の場合、化学農法で作ったものよりも無農薬栽培で作ったものの方が高いことが知られています。マグネシウムは天然塩のにがり成分、精製されていない塩に含まれています。

カルシウムや亜鉛も不足すると神経過敏を招き、肌荒れにつながります。亜鉛はサプリメントなどで単体で摂取すると、他のミネラルの吸収が抑えられることがあるので、気をつけて。
サプリメントでミネラルを取る場合は、総合複合型のものを利用しましょう。

ただし、化学物質過敏症においてサプリメントが有効な人、無効な人、有害になる人がいます。有効な人でも長期間摂取することにより無効になったり、有害になったりすることがあります。ビタミンやミネラルは、基本的には安全性の高い食品から摂取するべきです。

サプリメントはあくまでも対症療法として考えましょう。

適度な運動をして新陳代謝がさかんな体に改善

適度な運動も有効です。ただし体力に合わせて楽しく運動しましょう。テニスやジョギングなど特定の運動にとらわれず、まずは散歩から。運動も温熱療法のひとつで、新陳代謝をさかんにし、汗をかくことで体内の化学物質を排泄するのに役立ちます。

運動で、蓄積していた化学物質が排泄され始めると、一時的に化学物質過敏症の症状が悪化することがありますが、これは一種の離脱症状であり、化学物質に対する過敏症の状況が軽減していく中では必要な経過であるといえます。

規則正しい生活で身体環境の改善

身体は化学物質だけではなく、電磁波などの物理的ストレス、精神的ストレスにも影響されています。

例えばコンピュータ画面からの低周波の電磁波もアレルギーに影響を及ぼします。

モニターはブラウン管より液晶の方が電磁波は少ないですし、携帯電話からは強い電磁波が出ています。携帯電話を使う場合にはイヤホンマイクを使うことをお勧めします。

また、真っ暗なところで早めの睡眠をとることが実は大切。夜の間に、脳の松果体から分泌されるホルモンのメラトニンは、暗くなると盛んになります。メラトニンは毎日の生活のリズムを正しくし、昼の間に身体の傷んだ部分を修復してくれます。メラトニンの分泌を盛んにする深い睡眠をとり、毎日の生活を規則正しくすることが自律神経やアトピー性皮膚炎の回復には欠かせません。

もちろん精神的ストレスをためないよう、気分転換も大切。周囲の人も化学物質過敏症を「気のせい」としてしまうと、患者にとっては厳しい環境になってしまいます。正しい知識を持って、理解してあげましょう。

化学物質除去に有効なのが温泉やぬる湯の入浴です。汗をかくことで化学物質を体外へ排出できます。皮膚の保湿効果はアトピー性皮膚炎にも良いでしょう。

食事にも気をつけましょう。野菜は無農薬栽培のものがお勧めです。化学物質が体内に入るとビタミンCの必要量が増えます。なるべく食事で摂りましょう。ミネラルが必要ですができるだけ食品から摂取するようにしましょう。

適度な運動もお勧めです。汗をかくことで化学物質を排泄できるからです。最初は離脱症状がでるかもしれませんがこれは必要な過程でもあります。

毎日のストレスからの解放も大切です。コンピュータやスマートホンなども遅くまで使わず暗くして寝ることです。規則正しい生活は自律神経やアトピー性皮膚炎の回復には必要です。

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