化学物質を避け、アレルギーを遠ざける


防虫剤

防虫剤

タンスなどで衣類の防虫に使う防虫剤には、パラジクロロベンゼン(ダイオキシンやDDTと同じ有機塩素系化合物)を使ったものがあります。これを家庭内で使うと揮発して、家全体が汚染されます。パラジクロロベンゼンの室内濃度が高いと気管支ぜんそくの発症が増えるという報告があります。
防虫剤にはピレスロイド系のものもありますが、こちらはニオイがしないため知らないうちに吸い込んでしまう可能性があります。ピレスロイド系の殺虫剤は、人の神経の働きをおかしくする可能性があります。また動物実験では、乳児の神経発達を障害するという報告があり、内分泌撹乱作用があることもわかってきました。
衣類などに防虫剤を使うことはやめ、長期保管には真空パックなどを利用しましょう。

防虫剤入り防虫剤紙パック

防虫剤入り防虫剤紙パック

電気掃除機で、防虫剤(ピレスロイド系)の入った紙パックを使うと、部屋中の空気が汚染されます。掃除機用の紙パックは、防虫剤を使用していないものを選んでください(電気店で取り寄せることができます)。

殺虫剤・虫よけ

殺虫剤・虫よけ

蚊取り線香、マットや液体の蚊取り(ピレスロイド系)、スプレー(有機リン系、ピレスロイド系など)、虫よけスプレー(ディート:ジエチルトルアミド)などは使わないようにしましょう。網戸で虫が入ってこないように注意し、長袖やズボンなど衣類で虫からガードしましょう。

芳香剤・化粧品

芳香剤・化粧品

染毛剤に含まれるパラフェニレンジアミンは、大人が染毛を繰り返すことによって、アナフィラキシーショックを起こすことがあります。子どもが接触・吸入・誤飲すると、口腔内や気管支膜が腫れ上がってアナフィラキシー様の症状を起こすという報告があります。特に乳幼児のいる家庭、妊娠中の使用は避けましょう。
紫外線吸収剤としてベンゾフェノン(環境ホルモン物質)が含まれている製品も避けたほうがいいでしょう。また、合成香料を含んだ製品は過敏症を起こしやすいので使用を控えてください。人工的な強い臭いは神経を刺激して症状を悪化させます。自然な柔らかな香りにしましょう。

ドライクリーニング

ドライクリーニング

クリーニングに出した衣類には、クリーニング液(テトラクロロエチレン)が残っています。着る前には陰干しをして、クリーニング液を飛ばしてしまいましょう。化学物質に過敏な人は、超臨界CO2クリーニングなどを利用しましょう。

フタル酸エステル

フタル酸エステル

塩化ビニールの壁紙、おもちゃや消しゴム、浮き輪などの塩化ビニール製品、自動車の内装材などに可塑剤、軟化剤として含まれ常時揮発しています。
フタル酸エステルは、甲状腺ホルモンを撹乱する内分泌撹乱物質と考えられています。汚染がひどい場合は、汚染源を取り除きます。
塩ビ製の壁紙は、紙・布製の壁紙に張り替えましょう。壁紙を貼るときは、ホルムアルデヒドの揮発が少ない接着剤を使います。

室内掃除用の合成洗剤

室内掃除用の合成洗剤

最低限必要なところだけにとどめ、多用しないようにしましょう。基本的に室内の掃除は、電気掃除機、石けん、水拭き、消毒用アルコールなどを使います。

トルエン・キシレン・アセトンなど揮発性有機化合物

トルエン・キシレン・アセトンなど揮発性有機化合物

油性ペイント、有機溶剤、アルキド樹脂塗料、油性ニス、クロロプレンゴム系接着剤、酢酸ビニル樹脂系接着剤、ポリウレタン系接着剤などから揮発します。神経系の働きを阻害するので、室内での使用は極力避けましょう。
これらを使った製品を使う場合は、屋外で十分に揮発させてから室内に持ち込みます。

有機スズ化合物

有機スズ化合物

防水スプレー、油性ウレタンニス、実験用手袋、貝類などから、高濃度の有機スズ化合物(トリプチルスズ)が検出されています。
動物実験では、有機スズ化合物は副腎皮質ホルモンの分泌を減少させる報告があります。最近の研究では、有機スズ化合物がIgE抗体を作りやすくしてアレルギー症状を悪化させることがわかってきました。

スチレン

スチレン

不透明な樹脂製コップやカップ麺容器に使われ、お湯を注ぐことによって溶け出します。食器としては使わないようにしましょう。

シロアリ駆除剤

シロアリ駆除剤

有機リン系・カーバメイト系殺虫剤、ピレスロイド系殺虫剤の床下への散布は、その家の住人に重大な病気を引き起こすことがあります。家の新築の際は、薬剤を使わないシロアリ防除法を選びましょう。
アレルギー疾患、肺や肝臓の病気、赤ちゃんや妊婦など感受性の高い人が住んでいる場合は、床下の根本的な改築が必要です。

 

衣類用防虫剤や掃除機に使われる防虫剤紙パックも要注意。ピレスロイド系防虫剤は乳幼児の神経発達を阻害する可能性があります。

臭いもしないから知らずに吸い込んでいることあります。衣類は真空保存、掃除機用紙パックは防虫剤不使用のものにしましょう。

殺虫剤や虫よけもつい使ってしまいますが長袖、長ズボンなどで防ぐようにしましょう。

他にも芳香剤や化粧品などは子供が誤飲した場合アナフィラキシーのような症状を起こすこともあります。乳幼児のいるご家庭や、妊娠中の方は極力避けましょう。

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