衣替えの季節を快適にするアレルギー対策


衣替えのアレルギー対策

寒くなり始めて、あわてて押入れからアレルギーの原因物質を部屋にばらまくことがないように、9月に入ったら徐々に衣替えの準備を始めましょう。

対策1 衣類

クリーニングに出したり、きれいに洗濯してから押入れやたんすにしまっても、ダニやカビ、花粉、様々な化学物質などが衣類に吸着してしまいます。しまってあった衣類を出すときは、洗える衣類は必ず洗濯しましょう。衣類を使う前に洗ってしまえば、季節の変わり目にアトピーなどのアレルギー症状を悪化させずにすみます。ただし、洗濯する前にアレルギーを悪化させる物質を吸ってしまわないよう注意しましょう。

洗濯時の注意ポイント

●しまってあった衣類を出すときは、部屋の換気に十分注意する。
●ほこりが出たらすぐに掃除機で吸い取れるように準備しておく。
●ほこりを吸い込まないように、静かに洗濯機に運ぶ。
●衣類を出し終わったら、着ている服に掃除機をかけたり、着替えをして体についたほこりを取り除く。


洗えない衣類は、ふとん用のノズルで掃除機をかけます。敷きふとんや毛布などの上に服を広げて掃除機をかけるとやりやすいでしょう。衣類の生地を傷めそうな場合は、服の上に薄いシーツをかけ、その上から掃除機をかけます。
できれば、衣類を出した直後に一回掃除機をかけて干しておき、2〜3日後に再度掃除機をかけてから使うとさらによいです。
衣類に吸着した化学物質は、洗わないとなかなか落ちないもの。でも時間がない場合は、アイロンをかけることによって化学物質が揮発し、汚染が少なくなります。

洗濯後のカビにも注意

洗濯によって、ほとんどのカビや雑菌は洗い流されますが、どうしても少量残ってしまいがち。だから乾くまでに時間がかかるとカビや雑菌が増え、かゆみや炎症の原因になることがあります。
衣類を洗ったらなるべく早く乾燥させて、カビや雑菌の繁殖を抑えましょう。どうしても乾きにくいときは、衣類乾燥機を使ったり、生乾きの衣類はアイロンがけをします。室内で干していてなかなか乾かないときは、扇風機で風を送ると効果的です。

対策2 寝具

寝具類も、洗えるものは洗濯するのがベスト。洗濯時のポイントは、衣類の場合と同じです。洗えないものは、日光に干したりふとん乾燥機を使います。ふとんを干す場合は、いくつか注意することがあります。

ふとんを干す際の注意ポイント

●干す前に、必ず1回掃除機をかける
ふとんをそのまま持ち歩くとダニやカビを部屋中にまき散らすことになります。掃除機をかけるときは、ほこりを吸い込まないように慎重に。

●干して乾燥させたら、必ず掃除機をかける
乾燥するとダニやカビは飛び散りやすくなります。さらに、外に干すことによって花粉や動物の毛などが付着している可能性もあります。

●ふとんを叩かない
ふとんを叩いても、ダニはあまり減りません。ほこりがふとんを叩いた人の服についたり、ベランダなどで叩いた場合は、部屋の中に入ってきてしまいます。ふとんは叩かず、ほこりは掃除機でとるようにします。

以上のような対策で、衣替えの季節に症状を悪化させ体調を崩すこと を防げるでしょう。秋だけでなく、春の衣替えの時期、また冠婚葬祭で普 段使っていない礼服を出すときなども同じ対策を行ってください。衣類や寝 具に付着するアレルゲンに注意する習慣がつけば、症状も改善の方向に 向かうはずです。
ただし、これは家族全員で行ってください。アレルギー体質の人だけが注 意していても、家の誰かがダニやカビ、化学物質を持ち込んでしまえば、効 果は半減してしまいます。アレルギー症状を改善するための環境整備は、 家族全員の理解と協力が必要です。

掃除機のかけ方

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ふとんや衣類に掃除機をかける際は、ふとん 専用のノズル(家電メーカー各社から様々な製 品が出ています)を使います。 イラストのような要領で、かけのこしがないよ うに丁寧に両面に掃除機をかけます。特に寝 具の端はほこりがつきやすいので念入りに。掃 除機をかける時間は、片面1分くらいを目安にするとよいでしょう。

押し入れやタンスから出した衣類は必ず洗濯しましょう。洗えないものは丁寧に掃除機をかけます。

洗濯後はなるべく早く乾燥させます。時間がかかるとカビや雑菌が増えてしまいす。

布団を干す前後に必ず掃除機をかけます。布団はたたかないようにします。ほこりなどは必ず掃除機で吸い取ります。

これらの作業は家族全員で行います。一人がダニ、カビ、化学物質を持ち込んだりしては効果が半減してしまいます。

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