よい睡眠が、アトピーを改善する


よい睡眠リズム悪い睡眠リズム

理想的な睡眠とホルモン分泌の関係は、前ページ下図(理想的な睡眠リズム)のようになります。睡眠時間を8時間とるとしたら、入眠後1時間程度で深い眠り(ノンレム睡眠)に入り、人間の成長に必要な成長ホルモンを分泌。
そしてノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しながら、明け方の起床時間が近づくにつれ、副腎皮質ホルモンを分泌するようになる、というわけです。

理想的な睡眠リズム

かゆみで夜眠れなかったり、昼間十分に活動的な生活を送れなかったりと、様々な要因で生活リズムが崩れてしまうと、睡眠とホルモン分泌の関係はどうなってしまうでしょう? 
下図(バランスを崩した睡眠リズム)のように、布団に入ってもなかなか眠れないという状態では、すぐに深い眠りにつくことができません。すると成長ホルモンは十分に分泌されず、寝つきが悪い分、朝方になって、逆に眠りが深くなる睡眠リズムになりがちです。
朝方に一番眠りが深くなると、副腎皮質ホルモンも分泌されにくくなってしまいます。さらに子どもの場合、朝方眠りが深いと尿意があっても起きることができず、おねしょをしてしまうことが多くなります。

バランスを崩した睡眠リズム

バランスを崩した睡眠リズム

特に成長過程でこのような睡眠障害が続くと、行動・神経・精神の発達障害に結びつく可能性も指摘されています。毎日の睡眠は、成長ホルモンと副腎皮質刺激ホルモンの分泌と密接に関係しており、睡眠リズムが崩れることによって脳内神経や内分泌系の発達障害が起き、ホルモン分泌がうまくいかなくなり、体に様々な弊害を及ぼすようになります。

しっかり睡眠をとりアトピー症状を緩和する

過剰なアレルギー反応を抑制し、アトピーの症状を軽くするために睡眠が大切なのは、以上のような理由からなのです。それでは、しっかり睡眠をとるためには、どのようなことを心がけるといいのでしょうか? 左の各ポイントを参考に、日常的にできることから始めてみましょう。

【Point1】 
入眠時に深い眠りに入れるようにする

眠るときに、アレルギー症状を起こしにくい環境づくりを心がけましょう。

【例】
●寝具に掃除機をかけ、アレルギーの原因物質を減らす。
●寝る前にお茶やコーヒー、チョコレート、カフェイン含有の飲み物を飲まない。
●アレルギーを誘発するような食事(食事中のアレルゲン、甘いもの、嗜好品など)を日頃から避ける。
●寝室は、静かでなるべく光が入らない環境に。
●寝る前にテレビやゲームで興奮しないよう精神的環境も整える。

【Point2】 
夜型にならないように、日の出と共に起き、暗くなったら寝る習慣をつける

人間本来の、日の出と共に起き、日没と共に眠る生活リズムをできるだけ心がける。
特に子どもは、昼間は十分に遊んだり活発に活動させ、夜は疲れて眠くなるような生活リズムを習慣づける。
朝は明るい光を浴び、朝ごはんを食べる(ここで体内時計をリセットする)。

【Point3】 
乳幼児期から生活リズムを整える

生後間もない赤ちゃんは、レム睡眠(浅い眠り)が多く、寝ている時間も長いのが特徴。
こんな赤ちゃんの睡眠リズムが整いはじめ、起きている時間のほうが長くなるのがだいたい生後4か月ごろ。その後、4~6歳までに、昼と夜のリズムと睡眠の日内リズム・体温リズム・ホルモン分泌リズムが整い、正常に機能する体ができあがります。乳幼児期から生活リズムを整えていくことが大切です。

かゆみや昼間の活動が少なくて夜眠れない、などの期間が続くとお子さんの成長によくありません。

入眠時に深い眠りにつけるような工夫が必要です。遅くまでテレビを見ない、寝る前にチョコレートを食べないなど注意しましょう。

理想を言うと日の出とともに起きて、暗くなったら寝る習慣をつけるくらいの睡眠リズムを小さい時からつけることです。

乳幼児から睡眠のリズムが少しずつ形成されていきます。ご家族は赤ちゃんの睡眠リズムが正しくなるよう気を付けてあげましょう。

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