ステロイド剤、プロトピック軟膏が身体にもたらす深刻な問題


ランゲルハンス細胞は紫外線によっても減少

イラスト

ランゲルハンス細胞は、紫外線照射によっても減少が確認されています。
前述のように、ステロイド剤は、塗布しているだけでランゲルハンス細胞を減らしてしまうと解明されていますが、ステロイド剤を使用したうえでUV照射を行った実験ではさらに恐ろしい結果が得られました。
【論文1】「ピメクロリムスとトリアムシノロンのUV曝露後のランゲルハンス細胞に対する作用」には、ステロイドよりも強力な免疫抑制効果を持つ薬である「ピメクロリムス」と、ステロイド剤である「トリアムシノロン」を健康ボランティアの方々に塗り分け、紫外線を浴びてもらうという実験の結果が出ています。
実験結果によれば、ステロイド剤を塗布した状態でUV照射を受けた被験者は、ピメクロリムスを塗った被験者よりもランゲルハンス細胞が多く枯渇したというデータになっています。

※ピメクロリムス:プロトピックと同じ「局所カルシニューリン・ホスファターゼ阻害薬」に分類されるもの。ちなみに「ピメクロリムス」の商品名は「エリデル」と言いますが、エリデルは日本では売られていません。

論文1

ピメクロリムスとトリアムシノロンのUV曝露後のランゲルハンス細胞に対する作用

論文1

目的

ピメクロリムスはアトピー性皮膚炎に使用される局所免疫調節薬である。2006年に悪性疾患の発症リスクに関する項目が黒枠警告に記載された。本試験の目的は、UV照射皮膚において皮膚免疫のメディエーターであるランゲルハンス細胞にピメクロリムスがどのように作用するかを確かめることである。

結論

UVにより誘導されるランゲルハンス細胞の変化に対し、ピメクロリムスの影響はトリアムシノロンより極めて少ない。

Effects of pimecrolimus versus triamcinolone on
Langerhans cells after UV exposure.
2010年

プロトピックではランゲルハンス細胞は減少しないが…

だからといって、「あとぴナビ」では、アトピーの方にステロイドではなくプロトピックなどの使用を勧めるものでは決してありません。どちらもアトピー性皮膚炎を治すための薬ではなく、ともに「免疫抑制剤」。病を治そうとしている最中に免疫力を下げてしまっていては、本末転倒です。
しかも、プロトピックの使用により、がんを発病させた症例がいよいよ世間に明らかになってしまったとの情報も得ています(論文4とともに後述)。 
これから秋に向かい、紫外線はピークの時季を過ぎていきますが、まだまだ油断はできません。紫外線は年中私たちの肌に降り注いでいます。 
今現在はステロイド剤を使っていない場合も、紫外線自体がランゲルハンス細胞を減らすことが分かっているので、UVケアもアトピー回復のためにしっかり考えて取り組むといいですね。

ステロイド剤を塗った状態で紫外線を照射すると、ランゲルハンス細胞を枯渇させるというという論文もあります。

プロトピックを使用した場合、ステロイドほどランゲルハンス細胞を枯渇させないというデータも確かにあります。

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