最新・保存版 アトピーの治し方マニュアル 3


高温で長時間入浴すると調子を崩す原因に

寒い季節に症状が悪化しやすい人は、湯の温度を上げないと体が温まらないと考えて、設定温度を普段よりも上げてしまいがちではないですか?40度以上の高温で長時間入浴すると、肌を保護している皮脂が落ちやすく、肌に負担がかかって乾燥を招く原因に。皮膚の表面だけがすぐに温まり短時間の入浴になりやすいため、湯冷めをしやすくなります。
そのうえ、熱めのお風呂には交感神経を刺激する緊張作用があるため、血管を収縮させ、体を芯から温める効果が得られません。肌のバリア機能も低下させ、トラブルの原因になりやすいので、温度設定には注意しましょう。

寒い時期の半身浴のコツ

お風呂でのんびりと温まりたい場合は、みぞおちまでお湯につかる半身浴がおすすめ。できれば30分以上、じんわりと汗が出るまで温まりましょう。ぬるめのお湯にゆったりとつかると、交感神経から副交感神経にスイッチが変わってリラックスできるうえ、全身の血行が促進され、冷えの解消にも最適です。寒い時期はあらかじめ浴室を温めておき、入浴中はお湯につかっていない肩や腕の水滴を拭き取って、体が冷えないようにしましょう。
 

からだは上半身より下半身の方が2度ぐらい体温は低く、冷え性の方の足先はさらに温度差が生じています。

おへそを境に下半身が冷えている場合、入浴前に、洋服を着たままの状態で、くるぶしまでの足浴を行ってみましょう。足先が温まるのが感じられます。

こうして、足先の冷えをとった状態になってから、半身浴を行うと、全身が寒くなく、効果的な半身浴ができます。

 
 

入浴前の体操も効果的

入浴前にストレッチなどの軽い運動をすると、血行を促進させ、汗をかきやすい体づくりに役立ちます。運動には内臓の働きを活発にし、体内にたまっていた余分なエネルギーを消費する効果もあります。運動するときは水分補給を心がけ、運動後はシャワーだけで済ませないでゆっくりと入浴する習慣を。入浴前に運動することで、体の代謝力をアップさせたり、体が適度に疲れて安眠できるなどの相乗効果も期待できます。

アトピーの人は入浴が苦手」という理由の一つに、「浴後の乾燥が大変」ということがあげられます。空気が乾燥しやすい秋冬になるとなおさら大変です。入浴後のスキンケアが終わらないうちに、乾燥が激しくなりかゆくなったりします。これをできるだけ和らげる入浴法を紹介しましょう。
手間をかけずにしっかり浴後の乾燥を防ぐなら、「バスオイル入浴」がおすすめです。乳化剤や防腐剤が入っていないナチュラルな入浴専用バスオイルを、入浴前に適量いれ、入浴中適度にかき混ぜて入ります。そうすると水分をオイル分がやさしく閉じ込めて、入浴後の肌の水分蒸散量を減らすことができます。バスオイルを使用するとしないでは、浴後の乾燥スピードが断然違います。だから、入浴後にじっくりと適切なスキンケアがしやすくなります。
もう一つ、バスオイルほど簡単ではありませんが、浴室で簡単なスキンケアをしてしまうという方法もあります。浴室は温度、湿度ともに高いので、その場でオイルやクリームアイテムでケアすると、浴後の急激な乾燥を和らげる効果が期待できます。

夏の入浴は 37 〜 38 度が快適温度。このくらいの温度でのんびり入浴すると皮脂の分泌が促進され、体内の老廃物排出に効果的です。体内の脂肪に残留した化学物質は、アトピー悪化の大きな要因ですが、特にステロイドを使用してきた人は、酸化コレステロールが体内に残留しやすい状態です。酸化コレステロールは炎症の原因となる物質なので、新陳代謝が低下する秋冬がくる前に、しっかり汗をかいて体外に排出しておきましょう。
また、汗をかくと、汗腺と皮脂線から分泌される汗と皮脂が混ざって皮脂膜を作り、雑菌から肌を守り、保水&保湿効果を高めます。さらに、汗に含まれる抗菌ペプチド(ダームジーン)にも、抗菌効果があります。このように、夏の入浴には炎症の原因となる物質を減らし、皮膚バリアの機能を高める効果もあるのです。
これまでにステロイド剤やプロトピック軟膏を使用した場合は、皮膚表面の血管が収縮しやすく、夏のエアコン生活で発汗作用が低下しがちです。秋冬に症状を悪化させないためにも、夏の入浴習慣で「皮膚と体の解毒」「皮膚のバリア機能の鍛錬」を心がけましょう。

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