最新・保存版 アトピーの治し方マニュアル 3


肌にしみるのは水質の問題が大きい

アトピー性皮膚炎の方から「肌にしみて、入浴後乾燥しやすいから、お風呂は苦手」という声をよく聞きます。これは、お風呂の水質と湯の温度に大きな問題があるためです。
通常の入浴では水道水を使いますが、水道水に含まれる塩素には、皮膚の水分を保つたんぱく質(セラミド等)を分解する働きがあり、むしろ皮膚の乾燥を招くことに繋がっています。また、水道水は生活用水として利用できるよう浄水されていますが、河川自体の汚染が進んでいる現状では、どうしても、処理しきれない化学物質が残っています。これらの化学物質の影響も見過ごすことはできません。

さらに、水道水の水質では、湯の温度を40 度以上にしないと体がなかなか温まりません。湯の温度が高いと、体はかえって熱を受けまいとして芯から温まりにくくなります。肌への負担は大きく、入浴後も乾燥しやすくなります。

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アトピー肌や敏感肌の方は、硫黄泉や酸性泉など、成分が強い泉質の温泉の場合、お肌への刺激が強すぎて悪化することあります。

アルカリ単純温泉など刺激の少ない泉質で、お湯の温度が40度以下の温泉がお勧めです。38度のぬるい温泉にゆっくり入浴することが、アトピー改善には効果的です。

 
 

アトピーにも優しい温泉の水質

「温泉では、肌への刺激が少なくゆったり長時間入れた」「入浴後の乾燥も少なく、むしろ肌はツルツルになった」という経験をお持ちの方は多いと思います。温泉が肌に優しいのはなぜでしょうか?温泉水には様々な成分が含まれていますが、その99.9%は「水」。含有化学成分の効果はもちろんですが、水そのものがよくなければ、肌に優しい入浴は望めません。肌に優しい水の条件には、水の分子のきめが細かく浸透力が高いことや、微量ミネラルがバランスよく含まれていること、そして塩素や化学物質などの有害物質が少ないことなどがあげられます。

もう一つの理由は、低温でも体が温まりやすいこと。水道水では40度以上にしないと体は温まりにくいですが、温泉の場合、含有化学成分の影響で38度程度でも体が温まります。高温での入浴は交感神経を刺激し、肌にも負担をかけてしまいます。

38度程度での入浴ならば、副交感神経を優位にして体がリラックスします。長時間入浴できるから、体の芯から温まり、汗もかきやすくなります。汗をかけば、汗に含まれる抗菌物質(抗菌ペプチド)によって感染症にも強くなります。さらには、温泉独特の効果(非特異的変調作用)で、免疫力が上がり、体の中の問題にも同時にアプローチすることができるようになります。

入浴効果は、「お湯の水質」「お湯の温度」「入浴の時間」によって変わってきます。アトピー性皮膚炎の症状回復のために毎日の入浴を活用する場合、これらを自己判断で行うと、逆に悪化要因となってしまうことも。正しい入浴の仕方を学びましょう。

お湯が肌にしみたり、浴後の乾燥が不快な場合、浴湯を変えるだけでも入浴環境は大きく改善されます。水質を改善することは、肌によいだけでなく、入浴に感じるストレス自体を大幅に軽減します。

アトピーの改善に効果的なのは「良質な水」による入浴です。中でも温泉水が理想的とされるのは、豊富なミネラルがバランスよく含まれ、界面活性力に優れ(お湯だけで汚れが落ちやすい)、有害物質が少ないからです。
一方、一般河川の水を生活水として加工した水道水には、塩素をはじめたとした有害な化学物質が微量ながらも含まれています。それらは、皮膚のたんぱく質を分解するなど肌にマイナスの影響を与え、入浴時の肌への刺激の原因にもなります。
このような化学物質をお風呂用浄水器でできるだけ取り除き、天然水のように界面活性力が高く「肌への刺激が少ない水」を作ることができる活水器の併用が理想的です。水道水をこのように処理する事で、安全で肌に優しいやわらかい水質になります。

温泉に含まれる成分には皮膚を浄化させバリア機能を回復させたり、血行を促進して新陳代謝を高める効果があります。38度以下の温度でも体が芯まで温まって冷めにくく、肌がしっとりするのは、温泉水の含有化学成分の作用によるもの。温泉がほかの水と大きく異なるのは、各種成分がイオン化した状態で含まれているという点にあります。
これは水道水ではほとんど得ることができない温泉特有の作用といえるでしょう。継続的な入浴療法でアトピーにアプローチしていくには、皮膚への刺激がより少ない弱アルカリ性の単純泉がおすすめです。活水器で処理した良質の水に濃縮温泉の温泉成分をプラスすることで、自宅にいながら本物に近い温泉を再現することができます。

「温泉に入ったら体の芯から温まり、肌がしっとりした」という経験がある人は多いでしょう。肌の乾燥が気になる人は、38〜39度くらいの温度で、ゆっくりと時間をかけて入浴するのが効果的。長く入るには、半身浴がおすすめです。温泉のメリットのひとつは、平均36.5度の人間の体温よりも少しだけ高い温度=不感温度でも、体の芯からポカポカに温まるということにあります。水道水を使用した入浴の場合、38度では温まりにくく感じますが、温泉の場合は汗が噴き出てくるほどにじんわりと温まり、湯冷めしにくいのが特徴です。

ぬるめのお湯で時間をかけて温まると、汗腺だけでなく皮脂線からも皮脂がじわじわと分泌します。皮脂には有害物質を排出する効果があるため、じっくり温まることがデトックス(毒素排出)効果にもつながります。
さらに、体の芯から温まると入浴後も皮脂の分泌が続き、皮脂と汗が乳化して皮脂膜を作って乾燥を防ぐ働きもあります。温泉に入ると肌が乾燥しにくく、肌がしっとりとするのはそのためです。入浴するときは体温に近い不感温度で、汗がかけるような環境を整えましょう。また、入浴時間や回数などは、体の状態に合わせるのが理想。専門的なアドバイスを受けることをおすすめします。
 

温泉は熱い!というイメージがありますが、冬でも38度のぬるい温泉にゆっくり入ることで、からだの芯まで温まります。

自宅の水道水のお風呂では38度でなかなか温まらないと感じる方の場合、入浴剤のように浴槽に天然温泉や濃縮温泉を少し加えることがお勧めです。

水道水の残留塩素が気になる場合は、塩素対策のシャワーヘッドを通したお湯を浴槽に入れて、温泉を使用すると良いでしょう。

 
 

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