最新・保存版 アトピーの治し方マニュアル 3


毎日の生活習慣として、皮膚に最も影響を与えているのが入浴。適切な入浴によるアトピー治療は、肌への効果的なスキンケアとともに自然治癒力を高めて体全体を治す根治療法。体を温めて血流、新陳代謝を促進し、内分泌や自律神経に働きかけることで正常な免疫バランスを取り戻します。

日々の適切な入浴は肌にとって大切なこと

肌の状態が悪化したときや、暑さや寒さの厳しくなる季節などは、ついお風呂が億劫になってしまうもの。でも定期的な入浴は、肌のバリア機能を高めるためにも大切です。
肌の汚れは症状悪化の原因になりますが、適切な入浴を行うと肌に刺激を与えることなく汚れを取ることができます。これは本来「水」が持つ界面活性力によるもので、この界面活性力に関しては温泉が最良とされています。また、皮膚の表面には角層と言われるバリア膜があって、水分の蒸発を防いでいます。角層は角質細胞が折り重なるようになっていて、常に新しい角質細胞が生まれ、一番外側の古い細胞はアカとなってはがれ落ちます。入浴には、角層の皮下血流を促進することで肌の新陳代謝を促進し、正常な角質細胞のターンオーバーを取り戻す働きがあります。

入浴のもう一つの大きなメリットは、肌がきれいな状態で無理なく汗がかけること。汗には、皮脂腺から出る皮脂と混ざり合って皮脂膜を作る役割があり、この弱酸性の皮脂膜こそが、雑菌から肌を守ってくれています。さらに、汗に含まれる抗菌ペプチドのダームジーンにも、細菌から肌を守る効果があります。適切な入浴は、アトピーのスムーズな回復につながる感染症対策でもあるのです。
 

アトピー性皮膚炎の方は乾燥肌が多く、掻き傷が痛くて洗えずに傷口から細菌が入って、黄色ブドウ球菌などによる感染症で悪化していることもあります。

入浴時には、刺激になりにくい洗浄剤(肌に浸みにくい界面活性剤を含まない洗剤など)を選んで、しっかり肌を清潔に洗いましよう。

お風呂が苦手な方は、急にからだが温まることでかゆみを感じてしまいますから、入る時にお湯を37~38度ぐらいにぬるくしておくとよいでしょう。

 
 

自然治癒力を活性化し免疫力を高める温泉入浴

温泉に入浴すれば、入浴効果はさらに高まります。温泉に含まれる化学成分は、イオン化して皮膚や体内に直接働きかけて肌のバリア機能を高め、体内では内分泌系や自律神経に働きかけます。

体が温まり、リラックスし、さらに温泉の含有成分が作用することによって、体全体をバランスのとれた健康な状態に戻す働き(例えば、血圧が高すぎれば血圧を下げ、血圧が低すぎれば血圧を上げるといった働き)が生まれます。この働きを体の「恒常性(ホメオスタシス)」といい、体の内分泌系や自律神経に深く働きかけて免疫力を高め、バランスをくずし低下した体の機能を元に戻してくれます。温泉には、この恒常性に働きかける作用があり、この作用を非特異的変調作用と言います。
温泉湯治によりアトピー性皮膚炎を克服できた方は、この温泉特有の作用である非特異的変調作用の恩恵が最も大きいと考えられます。
 

アトピーの方は、「手足の冷え」「ほてり・のぼせ」「不眠」「寝つきの悪さ」「寝汗」「便秘」「汗をかきにくい」「生理不順」などの症状を抱えている傾向が見られます。

温泉入浴で、それらの症状が軽減されると同時にアトピーが良くなるケースが多く、自身の体力に合わせた温泉入浴の継続が、効果的であったと考えられます。

 
 

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