最新・保存版 アトピーの治し方マニュアル 4


食品添加物に注意し旬の食材で手作りした栄養バランスのよい食事を

毎日の食事で気を配りたいのは「食材の安全性」「旬の食材を選ぶ」「できるだけ家庭で手作りする」という3つです。近年では加工食品を通して化学物質(食品添加物・保存料・着色料)の摂取が増えています。化学物質は体内で代謝されづらく、体の内分泌機能、自律神経を乱し、正常な免疫バランスをくずす原因にもなっています。さらに、食習慣の変化で和食よりも洋食が主流となり、昔の日本人の食事とは、栄養バランスが格段に変化しました。とくに脂質やたんぱく質の摂りすぎは、体内における酸化やアレルギーの誘発を招き、生活習慣病の要因にもなっています。偏食傾向やジャンクフード、甘い物の摂りすぎも、皮膚の代謝を阻害する要因と言えるでしょう。
アトピー改善のためには、栄養バランスのよい食事が基本です。毎日の食事はできるだけ旬の食材を使って家庭で作るように心がけましょう。手作りすれば食品添加物などの影響を軽減することにつながりますし、栄養バランスを整えるとともに、不足しがちなビタミン・ミネラルも補給できます。
また、不足しがちな栄養素をサプリメントで補うのもいいでしょう。ただし、サプリメントはあくまで補助食品。メインは規則正しい食事であることを忘れないようにしてください。規則正しい食習慣は、生活リズム全般を安定させ、健康づくりの源にもなります。もちろん、アレルギー反応を起こすなど、症状に影響しそうな食品は極力避けてください。特に乳幼児期には食物アレルギーが出やすいものですが、乳幼児期の食物アレルギーには特殊な事情があります。詳細は、【最新・保存版 アトピーの治し方マニュアル5】をご覧ください。

しっかりと睡眠をとって副腎皮質ホルモンの分泌を促進させるのがポイント

皮膚症状の悪化には、夜眠れないことも影響します。もしも深夜までのパソコンやテレビ、ゲームなどで睡眠不足になっている場合は、生活リズムを改善しましょう。人間の体は「生体リズム」と呼ばれるリズムに沿って活動する仕組みがあります。例えば皮膚の再生は夜中の12時から2時までがピーク。つまり、この時間に眠ることで健康な皮膚が作られるのです。また、アトピーの炎症に関わる副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)は午前4時くらいから活発に分泌し始め、夕方から夜にかけては低下します。これは昼型の生活を送って、夜はしっかりと睡眠をとることがアトピーの改善に効果的ということです。
現代社会では仕事や学業などで夜型の生活を送る人が少なくありませんが、睡眠は内分泌機能を整える上でとても重要です。アトピーの炎症を抑えるためには、自分の体内で作り出す副腎皮質ホルモンが有効なので、できるだけ睡眠時間を確保するようにしましょう。

適度な運動で新陳代謝を高めると体の機能もアップします

アトピーには代謝不足も影響しています。とくに血行不良や手足の冷え、発汗作用の低下が見られる人が多いのですが、体の冷えは血行不良の表れ。代謝機能の低下は、体全体の機能の低下にもつながります。
また、体の冷えには運動不足による筋力の低下が関係していることが多いもの。外出や、体を動かす機会が減ってしまうと、筋力や体力の低下から血行不良につながります。まずはストレッチや散歩などを日常生活に取り入れて、無理のない範囲で体を動かしましょう。
適度な運動は血流を促進するとともに、食欲増進や睡眠の質を高める効果もあります。運動と入浴を組み合わせて、1日の代謝量をアップしましょう。

炎症を長引かせないためにも上手にストレス解消して

ストレスは、感じ方に個人差があり、多かれ少なかれ誰もが感じているもの。そして、精神的なストレスも、アトピー症状に影響を与えています。例えば、楽しくて充実感を感じているときにかゆみを忘れてしまった経験はありませんか? 一方、イライラしているときほどかゆみを感じやすくなるようです。それだけ心と体には密接な関係があるのですね。「マイナスのストレス」はできるだけ回避したいですが、環境を変えて心身を刺激したり、気持ちを高揚させる「良いストレス」は症状の改善につながります。
体内で作られる副腎皮質ホルモンには、糖質代謝と抗ストレス作用、抗炎症作用があります。慢性的なストレスにさらされていると副腎皮質ホルモンはストレス対応に使われてしまい、抗炎症作用までまわらない状態になります。これがアトピーの長期化につながる場合もあるので、イライラして交感神経が過剰優位な場合は、自分なりのストレスの解消法を見つけることが大切です。

できる範囲で環境を整えて新陳代謝を高める生活を

私たちを取り巻く環境には排気ガスや水道水、農薬、合成洗剤、食品添加物などの化学物質があふれ、化学物質の影響をまったく受けずに生活するのは不可能な状況です。化学物質が必ずしも悪影響を与えるというわけではありませんが、微量であっても体内に蓄積することで影響が表れる場合もあります。特に、新築の家に高濃度に見られるホルムアルデヒド、トイレの芳香剤に含まれるパラジクロロベンゼン、白あり駆除剤などは、アトピー症状の悪化を招く可能性があります。また、洗濯の際に衣類に残留した界面活性剤にも気をつけたいもの。
日常生活ではアトピーの悪化を招く可能性がある化学物質との接触はできるだけ避けて、体の新陳代謝を高める生活を心がけましょう。こまめに掃除して、アレルギー反応を起こす食品を避けるなど、アレルゲンの除去も大切ですが、あまり神経質になるとストレスになることも。無理のない範囲で環境を整えていきましょう。
 

アトピー性皮膚炎の「病気」としての原因の一つは、免疫機能に影響を与える自律神経や内分泌系の「乱れ」が関わってきます。

自律神経や内分泌の機能は、毎日の生活の積み重ねの中で、高まったり、低くなったりすることが分かっています。

睡眠、食事、運動、ストレスの解消を、良い状態におくことは、健康であるための基本ですが、この基本がおろそかになると、体の機能に乱れが生じてくると言えるでしょう。

 
 

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