感染症とアトピー

監修:北之園明久 先生

アトピーの方がかかりやすい感染症 【3】

水いぼ(伝染性軟属腫[でんせんせいなんぞくしゅ])

3〜15歳の子どもに多い、1〜5mmの丸いいぼができる

ウイルス感染症の一種で、プールなどで感染することが多い病気。表面は平らで光沢があり、中心にへそのようなくぼみがあります。掻き壊すことによって、新たないぼができ、広がります。特にアトピー性皮膚炎の子どもに多発すると言われています。

治療法として、ピンセットでいぼをつぶす方法や、液体窒素で凍らせる治療も行われていますが、どちらも痛みが強く再発することがあります。イソジンで消毒し、スピール膏を貼ることで治すことができます。

マイコプラズマ

風邪に似た症状で、がんこな咳が続く

マイコプラズマは、ウイルスでも細菌でもありません。細胞膜がない病原体で、微生物の一種です。皮膚症状として現れる場合もありますが、主に肺に現れます。発熱、のどの痛み、咳が続きます。5歳から20歳の若い人に多いとされています。

普通の風邪と血液中のマイコプラズマ抗体を測定して診断します。普通の抗生剤が効きにくいので、医師に相談して適切な抗生剤を使用しましょう。たいていは1〜2週間で治ります。

混合型感染症[こんごうがたかんせんしょう]

重症化することが多い、ヘルペスととびひの合併症

ヘルペスととびひの両方の症状が現れますが、その前に倦怠感、痛みが現れ、数日すると症状が出てきます。

病原体を特定し、外用薬と内服薬をケースバイケースで併用します。ヘルペスが強い時は塗り薬を、熱が強い時は内服薬を使います。ヘルペスの部位が広い時は、両方を併用します。何よりも、体力を回復する必要がありますので、栄養価の高い食事を取り、水分を補給することが大切です。まれに、点滴が必要になる場合もあります。
 

アトピーの方がかかりやすい感染症で、みずイボ、マイコプラズマ、ヘルペスと、とびひのような混合型感染症があります。

水イボはウイルス感染症の一種で、マイコプラズマはウイルスでも細菌でもない細胞膜のない病原体で、微生物の一種です。

感染症の種類によって、使用する薬も違ってきます。自己判断で市販薬で対処するのではなく、専門医に相談しましょう。

 
 

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感染症とアトピー」への2件のフィードバック

  1. みっちー

    アトピーにとって感染症は重要な問題ですね。。。掻いていると知らぬうちにばい菌が進入してきて炎症を起こす。これを繰り返してなかなか痒みが治らない。本当に厄介です。

    返信
    1. あとぴナビ編集部あとぴナビ編集部 投稿作成者

      みっちーさん、こんにちは。
      確かに、アトピー性皮膚炎の方にとって、感染症は症状を悪化させる要因の一つであるため、やっかいな問題と言えるでしょう。
      でも、自分の体が持つ「免疫力」と「皮膚のバリア機能」は、しっかり機能させられるようになると、そうした感染症を自らの力で治癒させられます。
      しっかりとしたケアを心がけて、頑張ってください。

      返信

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