医療ナビ 韓国のアトピー事情レポート


韓国アトピー医療事情

今や国民の80%が何らかのアレルギー体質を持ってい るといわれる日本人。では他の国はどうなのでしょう? 例えば身近な隣国、韓国では? そんな素朴な疑問を持ったあとぴナビ取材班は早速現地に向かい、韓国のお医者さんやアトピー患者さんたちにお話を聞いてきました。

あとぴナビが、韓国の皮膚クリニックを訪ね、いろいろ質問してきました。

アトピー事情

Q何人くらい

A

国民健康保険公団の発表(2009年)によると、韓国国内のアレルギー患者は約800 万人、アトピー性皮膚炎患者 数は約380万人です。残りの420万人は、喘息、アレルギ ー性鼻炎、食品アレルギーなどの患者です。

Q増えている

A診察患者
毎年およそ15%の患者が増えつつあると言われています。国民健康保険公団の調べでは、境性疾患の診察患者は、グラフのように増えており、最近4年間で100万人増えたことになります。その中でアトピー性皮膚炎の患者数は5割以上を示しています。

Q対策は?

A
ソウル市では、昨年から圏域別私立病院にアトピー専門クリニックとアトピーなどの環境性疾患研究所を設けています。2010年までには「アトピークリニック」を4カ所設置する予定で、25カ所の保健所に市の予算を各々に1000万ウォンずつ支援し、アトピー教室を運営しています。保育施設には、環境にやさしい建築資材の使用、給食で無農薬の素材使用の指導を行っています。

Qハマクリニック

Dr写真

A(1)韓薬処方
一般の人々は「頭寒足熱」である反面、「頭熱足寒」が原因で皮膚疾患が発病するとみて、上焦の熱を下げて中 焦と下焦を温かくしながら抹消血液循環を促進して皮膚の炎症を取る、そして皮膚の再生を促進する韓薬を処方して皮膚を治療します。
(2)24経絡調節針法
24経絡調節針法は、まず患者の体質を正確に診断した後、左側と右側の手と足の8個経穴に針をうって臓器の異常を調節します。
(3)半身浴法
38~41度の水に体をへそまで入れて20~30分位いると、頭と足の温度差が縮みながら血液循環がよくなり、あらゆる病が自然に治癒するようになります。
(4)排毒療法
皮膚に蓄積された毒素(抗原)を除去するためには、血流の量を増やして解毒を円滑にする必要があります。それが排毒療法です。
(5)深部発熱療法
高周波によって43~45度の生体熱を発生させ、深部温度の上昇により血流量を増やします。この働きによって皮膚の炎症を治療します。
(6)精血療法
肉食やインスタント食品の摂取を減らして、繊維質が豊富な食を中心にとって血をきれいにします。
(7)外治療法
抗生剤やステロイドを濫用すると、皮膚に様々な微生物が増殖します。それらは二次感染を起す可能性が高いので、オゾン水を利用して皮膚の微生物を殺菌します。
(8)紫外線療法
紫外線を利用して皮膚の微生物を殺菌します。

Q原因

A因子● 抗生剤とステロイドなどの薬の濫用。
● 腸内細菌叢に悪い影響をもたらす養殖魚や肉類の体内に残っている残留抗生剤や残留農薬。
● 食べ物に添加されている多様な食品添加物。
● 環境汚染による大気汚染。
● 界面活性剤が入っている洗剤の使用。
これらの原因が複合的に関係していると考えます。

Qステロイド使わない

A朴先生韓国でも西洋医学が中心で、ステロイド剤を使う医者がほとんどです。私達のように自然治癒を促す根治法を行っている医者は、全体の一割程度です。ただ、当病院では西洋医学と東洋医学を併せた漢方治療を行っており、緊急時はステロイドや抗ヒスタミンも取り入れています。

Q食事制限

A肉類とインスタント食品の食べすぎを禁止し、マーガリン、バター、食用油などの化学的食品添加物を避け、主に自然食を摂取するように指導しています。スキンケアは、無添加商品を使用するように求め、保水・保湿を大切にしています。

韓国国内のアトピー患者は約380万人で、毎年増えているといわれています。ソウル市でもアトピー専門クリニックや研究所などが設けられています。

病院では主にステロイドが処方されますが、副作用の説明はほとんどないそうです。一方で、西洋医学と東洋医学を併せた漢方治療や保水・保湿を大切にしたスキンケア指導を行う病院もあります。

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