アトピー性皮膚炎の知識

医療ナビ 「甘草・グリチルリチンの危険な話」に多くの反響をいただきました

未評価です。

監修:三好基晴
医学博士 臨床環境医 ホスメッククリニック院長
アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患、化学物質過敏症、電磁波過敏症、がんや糖尿病なのどの生活習慣病に対して、衣食住の生活環境を改善する診療をしている。

使用を止めたらかゆみが。
グリチルリチン酸について特集したところ、
「使用をやめたらリバウンドに似た状態になった」「言われてみれば、思い当たる節がある」「使用をやめたらかゆみが増えてきた」「自分も使っていて、驚きました」「もっと詳しい情報を教えて!」などなど、 大勢の読者の方から問い合わせをいただきました。
グリチルリチン酸について簡単におさらいして、多かった質問にもお答えします。

2010年11月号の特集記事で紹介したようにグリチルリチン酸(甘草)は、体内で作られる副腎皮質ホルモンの中の一つ、 鉱質コルチコイド(塩類代謝ホルモン)と、同様の働きを行います。
一般的にアトピー性皮膚炎の治療に使われるステロイド剤は、体内で作られる副腎皮質ホルモンを人工的に合成した薬剤で、免疫抑制作用があります。グリチルリチン酸は、ステロイド剤と同様に免疫抑制作用によって、かゆみや炎症に効果をもたらします。
したがってグリチルリチン酸も長期間連用することで、ステロイド剤と同じようなリバウンド症状を引き起こす危険があります。

副腎皮質ホルモンは、医薬品でしか使用できない成分ですが、甘草やグリチルリチン酸は、副腎皮質ホルモンと類似の作用を 持ちながら化粧品などに配合できるため、メーカーにとっては「抗炎症効果」をうたえる好都合な成分となっています。  
このような事情で、アトピー性皮膚炎に勧められているスキンケアアイテムには、グリチルリチン酸が配合されることが多くなっています。 お使いのスキンケアアイテムの全成分を一度チェックして、グリチルリチン酸が配合されていないか確認するようにしましょう。

グリチルリチン酸のチェック

グリチルリチン酸Q&A

グリチルリチン酸の表記名称

グリチルリチン酸Q&A2

グリチルリチン酸配合の製品を販売しているメーカーに、グリチルリチン酸の安全性について尋ねると、「グリチルリチン酸は、グルココルチコイドだから、皮膚からは直接吸収されにくく、ステロイド剤のような副作用はありません」という説明を受けることがあります。
確かにグリチルリチン酸自体は、「正常な皮膚」においては、吸収されにくい性質を持っています。しかし、「吸収されにくい=吸収されない」ではなく「少しは吸収されている」わけです。また、掻き壊してダメージを受けた肌の場合、アトピー性皮膚炎の人の場合は皮膚のバリア機能が低下しているため、より吸収されやすい状況にあります。 基本的に「効果」といわれる主作用がある場合には、多かれ少なかれ「反作用」といわれる副作用の反応はつきものです。
したがって、かゆみや赤みに「効いている」のであれば、効果を得られたことになりますから、皮膚から吸収されたことを示しています。すると、皮膚から吸収され効果を示したのであれば、副作用のデメリットも受けることになります。
もし正常な肌に吸収されにくく、かゆみや赤みに効果がなければ、配合する意味もないことになります。 グリチルリチン酸を配合しているメーカーの説明は、 吸収されないから副作用が出ないと言っているわけです。吸収されないのであれば「抗炎症効果」を示すこともありません。
ではなぜ「吸収されない」成分を配合して、さらにその成分の効果をうたうのか…そこにある矛盾を承知しておくべきでしょう。

グリチルリチン酸は、スキンケアアイテムだけではなく、シャンプーやボディソープ、石鹸など洗浄系のアイテムや、入浴剤にも配合されているものがあります。
傷がない状態での経皮吸収は少ないため、トラブルのない肌状態の方には、影響は少ないと思われます。
しかしアトピー性皮膚炎の方の場合、スキンケアアイテムと同じく、影響がみられることがあります。 特に、洗浄系アイテムの場合、洗い流すことが前提であることから、許される配合割合も多く、ダメージを受けた肌の状態で使用することは、ある意味、スキンケアアイテムよりも影響が強くみられる可能性があります。
お使いのアイテムを一度、チェックしてみるようにしましょう。

グリチルリチン酸は副腎皮質ホルモンと似た作用がありますが、化粧品などに配合できます。そのため「抗炎症効果」があるものとして、アトピー性皮膚炎の方向けの化粧品に配合されることがあります。

今使っているスキンケアアイテムにグリチルリチン酸が含まれているかどうか、確認することも大事です。またスナック菓子などの食品や漢方薬にも含まれていることがありますので、注意しましょう。

掻き壊しなどでダメージがある肌はグリチルリチン酸を吸収しやすく、影響を受けやすくなっているため、副作用のリスクが考えられます。

シャンプーやボディーソープなどの洗浄系アイテムには、洗い流すことを前提にしているぶんグリチルリチン酸の配合量が多いといわれています。こちらも成分チェックしてみましょう。

医療ナビ 韓国のアトピー事情レポート

未評価です。

韓国アトピー医療事情

今や国民の80%が何らかのアレルギー体質を持ってい るといわれる日本人。では他の国はどうなのでしょう? 例えば身近な隣国、韓国では? そんな素朴な疑問を持ったあとぴナビ取材班は早速現地に向かい、韓国のお医者さんやアトピー患者さんたちにお話を聞いてきました。

医療ナビ 韓国のアトピー事情レポートの続きを読む

医療ナビ 抗ヒスタミン薬にステロイドが含まれている場合も!

未評価です。

20110107_h_11

監修:加藤 三千尋(かとうみちひろ)
薬剤師
漢方(中医学)の発想を取り入れた日常生活を提唱している。
主な著書に「薬剤師があなただけにソッと教える薬の裏話」(マイクロマガジン社)など。

医療ナビ 抗ヒスタミン薬にステロイドが含まれている場合も!の続きを読む

医療ナビ 知っておきたい甘草・グリチルリチン酸の危険な話(後編)

未評価です。

2020_02_title2

2020_02_01

監修:三好基晴(みよしもとはる)
ホスメッククリニック院長
アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患、化学物質過敏症、電磁波過敏症、がんや糖尿病なのどの生活習慣病に対して、衣食住の生活環境を改善する診療をしている。

医療ナビ 知っておきたい甘草・グリチルリチン酸の危険な話(後編)の続きを読む

医療ナビ 知っておきたい甘草・グリチルリチン酸の危険な話(前編)

未評価です。

2020_02_title2

2020_02_01

監修:三好基晴(みよしもとはる)
ホスメッククリニック院長
アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患、化学物質過敏症、電磁波過敏症、がんや糖尿病なのどの生活習慣病に対して、衣食住の生活環境を改善する診療をしている。

医療ナビ 知っておきたい甘草・グリチルリチン酸の危険な話(前編)の続きを読む

医療ナビ アトピーを長引かせないために、知っておきたい感染症の基礎知識

未評価です。

 

2020_01_title

監修:木俣 肇先生(きまたはじめ)
木俣肇クリニック院長・医学博士
1953年生まれ。77年京都大学医学部卒業。85年からUCLAに留学し、アレルギーの研究に従事。アトピー性皮膚炎に関する研究を海外の雑誌に多数発表。アトピー性皮膚炎患者の毛髪分析にて、ミネラル異常を世界で初めて報告。アトピー性皮膚炎は適切な治療と、規則正しい生活、感情の豊かさ(愛情と笑い)によるストレス発散によって治療しうるとして、講演活動も積極的に行っている。

医療ナビ アトピーを長引かせないために、知っておきたい感染症の基礎知識の続きを読む

医療ナビ アトピーを改善する育菌のススメ

未評価です。

title_181002

20090605_t

青木 皐先生(あおき・のぼる)
医学博士(バイオメディカル・サイエンス)。生物医学研究所所長。
1943年生まれ。1975年より生物制御企業にて、環境品質マネジメントとしての応用昆虫学・微生物制御の研究に従事。1993年東京大学医学部(解剖学・養老孟司教室)研究生。1996年東京大学総合博物館(医学部門)客員研究員。著書に『ここがおかしい菌の常識』(集英社文庫)、『人体常在菌のはなし』(集英社新書)、『菌子ちゃんの美人法』(WAVE出版)などがある。

医療ナビ アトピーを改善する育菌のススメの続きを読む